障害者トイレの使用禁止を 「防犯上の観点から危険」と指摘された障害者用トイレ。現在は使用できない状態=長崎市元船町、ドラゴンプロムナード 県民の憩いの場として県が整備し、木製デッキやオレンジ色の球体が特徴的な長崎市元船町の「ドラゴンプロムナード」(長さ200メートル)。だが、日中でも人通りは少なく、薄暗い。そのプロムナードの障害者用個室トイレについて、市民団体が「防犯上の観点から使用禁止にすべきだ」と訴えている。一方、県は「障害者の利用実績はある」として、トイレを修繕し、監視体制を強化して使用を継続する方針だ。 問題を指摘しているのは「みんなにやさしいトイレ会議」実行委(竹中晴美委員長)。安心・安全な公衆トイレの提案や利用者のマナーアップを呼び掛けようと、市民や行政関係者ら14人で昨年1月に発足した。 プロムナードの障害者用トイレは、男性用と女性用の間にあり、現在はベビーベッドの劣化