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ブックマーク / subsite.icu.ac.jp (1)

  • バトラーから何を学ぶのか

    ジュディス・バトラーがようやく来日を果たした。『ジェンダー・トラブル』が世に出て15年以上、その著書として現在の問題関心をいかに語るのかに興味と期待が集まったが、同時に、今あらためてそこから何を学ぶのかを考え直すことが、聴衆にとっての課題だったのではないかと思う。 2006年 1月12日、ICUでの学生を中心とした座談会では、まず「バトラーによるバトラー入門」とも言えるような短いスピーチがあった。バトラーはこのスピーチで、「構築された存在としてあらかじめ必然的に他者に依存し他者に制約されている人間が、にもかかわらずいかにエイジェンシーを維持しうるのか」という問題に触れたのだが、存在の根幹における人間の他者への依存というこの問題こそ、『ジェンダー・トラブル』以来の彼女の一貫した論点の一つであると言ってよい。この問題は、近年の著作ではとりわけ「承認」の問題として、すなわち、誰が人間としてその存

    marinee
    marinee 2008/09/18
    ”「仮にそうだとしても、何がいけないのか?」と問い返すこと。”
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