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ブックマーク / tummygirl.hatenadiary.org (10)

  • ヴァージニア・ウルフはやっぱり怖い - FemTumYum

    以下、ちょっと前に某所で喋れと言われて喋ったものです。タイトルはついていません。当日のイベントをまとめて冊子にするのしないのと色々言われておりまして要するに未決定なのですけれど、とりあえず様子が判明するまではこちらに挙げておきます。 「日の大学でのクィア・スタディーズの現状や問題点についての簡単な紹介と将来の展望」を、10-15分で、クィアにもフェミニズムにも(おそらく)超!無関心!な聴衆を相手に話せという、わたくしの能力をはるかに超える御仕事で、無理無理無理わたくしには無理!と泣きわめきつつ、とりあえず先方の御仕事上の要望には極力御応えしようとした結果、かなりの省略と単純化が目立つものになっておりますが、かわいそうに力及ばず倒れたのねとゆるく見逃していただきますよう、お願い申したい次第でございます。 同時通訳だの何だのの問題がございまして、当日は急遽これより多少短いバージョンに変更いた

    ヴァージニア・ウルフはやっぱり怖い - FemTumYum
    marinee
    marinee 2010/01/17
    "クィア・スタディーズはその間で引きさかれ、どちらにおいてもどこか足りず、もしくは過剰で、どこかずれているのです"queerという感情?みたいな物が伝わってきました。この文章を読む事ができて良かった。
  • あなたのクィアがわたくしを動かす - FemTumYum

    わたしが探求したい晩年の経験とは、不調和、不穏なまでの緊張、またとりわけ、逆らい続ける、ある種の意図的に非生産的な生産性である(28-29) [rakuten:book:12244124:detail] まだ一章を読んだだけなので全体について何が言えるわけでもない状態で、文脈も何も滅茶苦茶な自由連想みたいな話で恐縮なのだけれども、このに出てくる「晩年のスタイル」は、わたくしには圧倒的に「クィア」なものとして響く。それは、「クィア」の学術的な、あるいは政治的に有効な定義にかかわるのではなく、むしろ、わたくしにとってクィアという語が含み持つ感覚、あるいは誤解を恐れずに言えばわたくしにとってその語のいわば「原型」を形作った二人の人物に、かかわっている。 この章を読んだのがクィア学会立ち上げ大会直後だったこともあるのかもしれない。「晩年」についての記述を読みながら、雑務に追われる中でこころの片

    あなたのクィアがわたくしを動かす - FemTumYum
    marinee
    marinee 2009/05/22
    "その人は「いや、だからわたしはクィアですから」と答え、「クィアって、じゃあ、何なんですか」とさらに言い募ると、「しりませんそんなの、自分で考えて下さい」と応じた。"かっこいい
  • 御報告 - FemTumYum

    って、宣伝をした以上、週末のパネルのご報告をするのが筋というものでしょうけれども、それとはまったく別のことです。ただ、個人的にはそれよりはるかに大事なことでございます。すみません。 ビザ更新の許可がおりました。わ〜い!!わ〜い!!何度でも言いたい。わ〜〜い!! 前回の更新の後、仕事をやすんでいた時間の方が長かったこともあり、結果として職場も数回にわたってかわっておりましたから、今回はほんとうに不安でした。こういう事情で職場もかわっているのですが、とあらかじめ問いあわせてはみたのですけれども(東京出入国管理事務所の担当の方は、たまたま良い方にあたったのかもしれませんが、とっても親切でした)、「それなら住民税の納税証明をだしていただく必要があります」と言われて、そうかそうかと市役所にでかけてみれば、働いていないから住民税を納税していない(免除されている)という状況が判明して、考えてみればあたり

    御報告 - FemTumYum
    marinee
    marinee 2008/09/30
    ”結婚という特権的制度というものは、それ以外のさまざま親密な関係性へのこれほどまでの無頓着のうえに成立しているわけで”
  • 私が私を見せるようにあなたが私を見せることはできない - FemTumYum

    お久しぶりでございます。 またしてもぼちぼち復帰しようかなと思っているのですが、どうなるのか先が見えないのが人生よ、という気もしておりまして、当にどうなるのかわかりません。何それ。いずれにせよ、いきなり重量級エントリから入ると根がへたれなわたくしは自分の重量級エントリのプレッシャーに押しつぶされること必定ですので、気が向いたら思ったことをまとまらないいままに投げ出すという相変わらずの適当さで、地味に復活を試みようと思います。 というわけで。 世界のナベアツの悲しみと楽しみ/王様の耳はロバの耳 不具を笑えないという不健全がありはしないか?/Weep for me あなたはなぜ笑っているのか?/キリンが逆立ちしたピアス 笑いと差別性の問題というのはちょっと重量級に入るのでここではとりあえず正面からそれを扱うのは回避するとして(へたれ全開です)、例によって気になった点だけメモ。 身体に特徴があ

    私が私を見せるようにあなたが私を見せることはできない - FemTumYum
  • デズデモウナの残酷、あるいは、心ではなくあなたの外見こそが美しい - FemTumYum

    仕事の合間に現実逃避しつつ。 ブックマークを通じてid:FUKAMACHIさんの「一青窈さんのPVがすごすぎる件について」と、それに続くエントリ「先日の大反響について」を読む。 「善に酔うなよ」「偽善サイアク」的な物言いというのは、とことんまで偽善で頑張ってみようとする努力すら放棄して単純にその方が楽だからという理由で偽悪を気取る言い訳として機能している場合が多いような気がして、わたくしは個人的には好きになれないことが多い。 けれども、上記エントリで言及されている一青窈のPVに関しては、偽善にすらなっていないように思えるし、好きになれないという点について異論はない。「心の美しい逸脱者」(そこにおそらく「かわいそうな」という形容詞も加わっているのだろうけれど)という表象にうんざりするという点にも、同意。 その上で、上のエントリでは触れられていないように思えるけれども、PVを見ていてわたくしが

    デズデモウナの残酷、あるいは、心ではなくあなたの外見こそが美しい - FemTumYum
  • イリガライとオート・エロティシズム:やおい論をめぐって - FemTumYum

    小谷真理、「腐女子同士の絆―C文学とやおい的な欲望」、『ユリイカ 総特集BLスタディーズ』(2007) Vol.39-16、26-35. BLスタディーズってちょっとタイトルに偽りありではと思うほど、「論文」系の分析は圧倒的に少ない。『ユリイカ』ってこんな感じだったっけ?いやまあそれはともかく、小谷氏の上記論考。書き流してるなあ、と言う気もする。逆に言えば、書き流しでもこれだけのものが書けなければいけないということなのだろうけれども<わたくしにはとてもとても無理。 こちらがBLを全然知らないので、小谷氏のこの論考が「やおい分析」としてどの程度正しく、どの程度展開の可能性があるものなのかわからないのだけれども、それとは別方面から気になるのが、タイトルのC文学、あるいはC感覚をめぐる箇所。ただ、小谷氏の著作をちっともフォローしておらず(恥)、このC感覚というのが小谷氏がかねてより提示なさってい

  • ヌード広告の「不快」 - FemTumYum

    Guardianより、ロンドンの地下鉄でヌード広告が掲載禁止になったという記事。 あら〜どこかで聞いたような、という感じではあるのだけれども、ここで問題になっているのは、Royal Academy of Artsのクラナッハ展のポスターで、ヌードというのは、このヴィーナス。つまり、ヌードとは言っても、500年近く前の絵のお話。 Lucas Cranach the Elder, Venus, 1532. Oil and tempera on red beechwood, 37.7 x 24.5 x 0.5 cm. Städel Museum, Frankfurt am Main, Inv. Nr. 1125. Photo ©: Jochen Beyer, Village-Neuf で、このヴィーナス像をクラナッハ展のポスターに使用する予定でもう印刷目前というところで、ロンドンの地下鉄での広告

    ヌード広告の「不快」 - FemTumYum
    marinee
    marinee 2008/02/15
    ”男性ヌードが登場したとたんに「これはセクハラ」と掲載を拒否したどこかの鉄道会社とくらべれば(誰に対するセクハラなんだか)”ほんとに。
  • シングルとか。モテることとか。 - FemTumYum

    id:discourさんのところの『続・はじめて学ぶ ジェンダー論』についての感想へトラバ。 この、「はじめて学ぶ」わけじゃないからいいや〜と思って読んでいないのだけれども(っていうか、「自分が怠惰である」+「無意味な仕事がたくさんある」=「日々是自転車操業」って感じだから読む時間がない)、紹介されている箇所を見る限りではたしかに微妙。 でも、著者の立ち位置についても読まずに「びみょ〜」とか言うのはもっと微妙なので、discourさんが引用なさっている箇所で常々わたくしが気になりがちな点とリンクするものについてだけ、メモ。 私の考える「豊かなジェンダー論(私のフェミ)」は、シングル単位論を基としたものであり、その視点に立った社会システム全般の変革論、人間関係の変革論です。(discourさんのエントリより孫引き) シングル単位論ってとても魅力的だとは思うのですね。で、確かに、カップル

    シングルとか。モテることとか。 - FemTumYum
    marinee
    marinee 2008/01/23
    ”気になるのはオトコの目よりオンナの目だということが分からないのか”>http://b.hatena.ne.jp/entry/7109309「足を見るオジサンはチカン」AKB48大島blog炎上。「女の子から『足がキレイだね』とか、そう思われたくて」
  • バトラーについて、いちおうメモ - FemTumYum

    何だかこう異様な書きにくさがただようのですが、いちおうバトラー来日おめ!ということで、ジュディス・バトラー講演会「感想」メモを残しておきます。年初めに縁起がいいし<なぜ。あくまで「感想」です。ええ、逃げをうってます。一度聞いただけできちんと理解できてる気が全くしないし、理解しそびれていたり聞き逃していたり白昼夢にひたっていたり寝ていたりしていた箇所が多々ある可能性が否定できないので、講演会レポートなんて大それた試みは、ムリ。とてもムリ。今後は「理論やってます」という自己申告はやめるべきだと自分で強く感じます。でも、成城トラカレさんやid:june_tさんのこちらのブックマークを拝見する限りでは、1000人集まった割には「レポート」あげていらっしゃるツワモノは少なくとも今のところあまりいらっしゃらないようで、やっぱりね〜そうよね〜*1。しかも録音禁止なので、お家にかえってカミサマのお声でも再

    バトラーについて、いちおうメモ - FemTumYum
    marinee
    marinee 2008/01/21
    ”「なまバトラーだわ!」というのはやはりそれだけで嬉しいもの”
  • ぽすころな主体 - FemTumYum

    嘘です。そんなたいそうな話(たいそうなのだろうか?)をしようというのではなくて、仕事の合間の逃げ8割な感慨です。しかもすごい時間的に今更ムード満載。 G★RDIAS(星の出し方を教わった)でのkanjinaiさんのこちらのエントリを拝読して、なんとなく気持ちはわかるわ!そうなのよ!な反面で、「ネイティブ/ノンネイティブ」という個人属性の問題とも違う部分があるなあ、と。 ブクマコメントで「オオモノ度の違いでは」という、なんとまあ元も子もない、けれども全くもってそのとおり、なコメントがあったけれども、それはもう当に露骨に真実すぎて元も子もないので、というか、おそらくkanjinaiさんが仰りたいのは、「コモノ」同士どちらもたいしたことを言っているわけでもないようなときに、「にもかかわらず」どちらが発言しやすく、どちらがペースをつくりやすいか、ということだと拝察するので、それはそれでおいておく

    ぽすころな主体 - FemTumYum
    marinee
    marinee 2008/01/21
    ”ええ、そこで「勉強してなくてだめなわたくしね」と思ってしまうことそれ自体が大負けなのですよ”
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