[ボカラトン(米フロリダ州) 22日 ロイター] ヘッジファンドマネジャーや投資家を集めて開かれた業界コンファレンスでは、リターンが見込めるため債券から株式への投資シフトを予期する投資家が多いことが明らかになった。 37億ドルを運用するパスポート・キャピタルのポートフォリオマネジャー、ティム・ギャリー氏は「政府債からの資金流出がみられ、次の大きな流れは株式への流入だ」と述べた。 グランドマスター・キャピタル・マネジメントで1億2000万ドルを運用、昨年のリターンが22%に達したパトリック・ウォルフ氏も「クレジット戦略に多くの資金が流れたが、よりリターンが見込めるのは株式だ」と指摘。経済的な傷を負っていない地域の企業、特に米国株に注目しているとし、米国は一段と力強い成長への状況が整っているようだとの見方を示した。