先の記事「第26回参院選(2022年)立憲民主党――支持されるとはどういうことか」は、たいへん多くの反響をいただくことができました。国会議員や秘書の方だけでなく、現場で選挙に関わっている方からも、そしてなにより立憲民主党に投票してきた人たちからも評価してもらえたのは望外の喜びです。 けれどその中に一定数、先の記事は無党派層を重視するあまり、連合に関する記述をほとんど欠いているといった趣旨の批判が寄せられました。そこで今回は連合について取り上げることにします。 連合とはいかなる組織なのでしょうか。それは多くの選挙で野党の支持基盤の一角をなしています。他方で芳野会長が自民党の幹部と接触したり、野党共闘に否定的であることが報じられると、果たしてこれは本当に野党を支える存在と言えるのか、むしろ内部から骨抜きにしているのではないかといった疑問の声があがることも少なくありません。野党に期待する有権者か