2006年10月30日のブックマーク (3件)

  • デラシネ通信−【特別寄稿】 「太陽」

    ソクーロフ監督の話題の映画「太陽」(2005年)の詳細なレポートが届きました。 先週のベルリン映画祭に出展され、昭和天皇を描き話題を集めた、ロシアのソクーロフ監督の新作「太陽」をモスクワで見ました。映画祭では山田洋次監督の作品と同様、無冠に終わりましたが、大きな話題と関心を集めました。テーマがデリケートすぎて日では上映が難しそうですから、ここに報告いたします。 2005年2月18日(金)の最終回(22時)だったせいか、観客はまばらでした。百五十人収容のホールで15人ぐらいしかいませんでした。ウイークデーはなかなか観客は集まらないようです。娯楽映画ではありませんから。しかもテーマが昭和天皇です。映画の大部分が日語。それをソクーロフ氏が原語よりちょっと遅れてロシア語で「通訳」するという形。(ロシア以外では俳優の日語・英語はそのままで字幕が付く) 以前は、この「太陽」が三部作の最終作品と

  • ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - ソクーロフが昭和天皇を描いた映画『太陽』をDVDで観る

    ソクーロフが昭和天皇裕仁を描いた『太陽』については、TBSラジオの「ストリーム!」ではだいぶ前にもう話したけれど、ロシアのサンクトペテルブルク映画祭でグランプリを獲ったので、とりあえずブログに感想を残しておこう。 これはヒトラーを描いた『モレク神』、レーニンを描いた『牡牛座』に続いて、第二次大戦時の世界の指導者を描く三部作の三作目。『太陽』という題名は昭和天皇が太陽神、天照大神の子孫であることを意味している。 映画は1945年、有名な終戦を決めた御前会議の直前から始まる。 地下の防空壕で、事をする昭和天皇(イッセー尾形)。画面はいつものソクーロフ作品と同様に古い写真のように退色し、夢の中のようにもやがかかっている(特殊なフィルターを使っているらしい)。音楽もほとんどなく、衣擦れの音までが聞こえるように静か。カメラは事の行程や、ちょっとした所作をじっくりと静かに写していく。 天皇は、侍従

    ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - ソクーロフが昭和天皇を描いた映画『太陽』をDVDで観る
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