ブックマーク / kikuchidesu.hatenablog.com (13)

  • ソウルで平壌式冷麺を食べ、北朝鮮を見にイムジン河へ行く - 今夜はいやほい

    7月のソウルは天気が悪い。東京と同様である。ただ、ソウルは、東京に比べるとかなり涼しい。クーラーが無くても生きていけるレベルの気温である。 ソウルには過去何回か来ていて、幾度か、北朝鮮との国境を見てみたいなと思ったのだけど、国境は、近いと言えば近いけれど、二泊三日の旅程に組み込むにはやや遠い気もするという事情により、一度も訪れたことがなかった。 僕は、頭の40%を国境訪問に使い、どうしようかな、行ってみようかなと考えていた。一方で、頭の60%は腹が減ったということの処理に使われていた。踏十里というエリアにいて、気になっていた冷麵屋が近くにあったので行ってみることにした。 小さな町工場のようなものが多いエリアなのか、だるそうにしているおじさんがどこからともなく現れて、また、去っていく。 店には着いたのだけど、残念なことに数人が並んでいるようだった。ソンチョン・マッククスというお店だ。ラーメン

    ソウルで平壌式冷麺を食べ、北朝鮮を見にイムジン河へ行く - 今夜はいやほい
  • 埼玉と東京をつらぬく巨大台地、武蔵野台地のフチをぐるっと周ってみる。 - 今夜はいやほい

    埼玉には何があるのか(なにもない) 武蔵野台地を知るため、角川武蔵野ミュージアムへ 武蔵野台地の雑木林の腐葉土を使った三富野菜をべる。 武蔵野台地一周へ。北端、川越を目指す 武蔵野台地の名物、朴訥だんご 狭山茶のアイスクリームをべる 台地の北端は東明寺 コンビニの裏に、大きな段差。武蔵野台地のふちを見る。 大小様々な段差 台地で水を獲得するのがいかに困難か。渦を巻くまいまいず井戸 武蔵野台地であるからには、武蔵野うどんをべずには終われない そして、メリケン武蔵野うどんへ 埼玉には何があるのか(なにもない) 昔、書いた埼玉の起源を探るブログが地味に評判が良かったので、第二回の埼玉探査隊を組織すべく、埼玉某所に友人達を召集した。 埼玉県の”さいたま”の起源を探しに真夜中の埼玉へ - 今夜はいやほい 「埼玉について、またなにか理解を深めていかねばならないと思うんだよ」と僕は言った。 埼玉育

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  • 一泊二日、千葉を食べる。アジフライを食べに出かけ、奇跡のアジフライに出会う。 - 今夜はいやほい

    アジもりだくさんの、魚問屋堂さかなやくろへ 喫茶フレンドで電車を待ちながら 館山は小さなリゾートだった 海の街であるならば、寿司をたべよう 館山式モーニング、チキンバスケットセット 旅立ちのびわゼリー 内房の街をひたすら歩く 海水浴場の喫茶店 黄金アジフライという、天衣無縫のべ物 突然、アジフライがべたいなと思った。しかも、そのへんのアジフライということではなく、とびきりおいしいやつがいいなあと思った。そういうことが時々ある。揚げ物の引力だ。 それは、木曜日のことで、来る週末には何も予定がなかった。しかも月曜は有休である。しめしめと、僕はグーグルマップを開き、いいアジフライをべられそうな場所を検討することにした。やはり海沿いがいいよな。茨城と神奈川はこの間行ったしなあ。ぱっと行けて海があるところということで、自然と目的地は千葉となった。外房はやや遠いということで、内房へとりあえず向

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  • カレーの街、神保町のボンディ。ビーフカレーに載る梅干し問題。 - 今夜はいやほい

    神保町は、もっぱらカレーで有名である。しかし、その有名性によって、人気店では、軽く寄って夕飯べるか〜ということができない状態になっている。カレーは基的にべたい!と思った瞬間にべたいものであり、並ぶのもな...と思っていた。 そんな感じで、神保町の人気カレー屋ボンディに、何回か行ってみようと思ったことはあったのだけど、毎回、心がへし折れるくらい人が並んでいるので、店の前まで来ては、これは厳しいなと思い、カレーに辿りつくことがなかった。 そんな中、ある日のこと、暇を持て余して、神保町のあたりをうろうろしていて、18時くらいに、そろそろ帰るかと思ったのだけど、あ、カレーべたい気がするぞという欲求がどこからともなく湧き上がってきた。それはボンディの近くであった。僕は、今までの経験から、どうせ大変なことになっているだろうなあとも思ったのだけど、一応、店の前まで行ってみることにした。 店に

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  • 休日、神奈川の沖縄タウン 鶴見を歩く。沖縄スタイルみそ汁を飲み、市民酒場へ - 今夜はいやほい

    休日、暇を持て余していた。 暇だ。 そうだ、鶴見行こう、と思い立った。埼玉県民である僕は、軽く出かけたいなという時は神奈川が候補に上がりがちだ。横浜は時々行くので、気分を変えて、鶴見に行ってみることにした。鶴見は沖縄タウンで有名らしいのだが、通り過ぎることはあっても、意識的に街を歩いたことがないなと思ったのだ。 かたこと京浜急行で鶴見に向かう。せっかくなので、沖縄そばをべたいなと思い、電車の中で店を探した。 鶴見市場駅でおり、金城という店に向かうことにした。沖縄料理屋は夜だけやっている居酒屋系が多くようで、昼でも沖縄そばを出している店は意外とたくさんあるという感じでもないようだった。 沖縄料理 金城 よし、沖縄そばべるぞと思い、壁にかけられたメニューを眺めた。みそ汁があるではないか......沖縄ではみそ汁がおかず性の高いべ物として存在し、定メニューに入っていたりするのだ。みそ汁か

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  • 一泊二日、ホーチミンを食べる。伊勢うどんに影響を受けたベトナム麺料理 カオラウとは 前 - 今夜はいやほい

    フランスパンにパテを塗って朝を 伊勢うどんがルーツという噂、カオラウをべる ベトナム戦争では日人記者が活躍していたらしい 紳士的ココナッツジュース詐欺 共産主義の意匠をまとった共産カフェでベトナムコーヒーを さあ、思いっきりバスを叩け! 戦争取材の拠点、マジェスティック・ホテルへ ベンタン市場に行って、チェーをべる ジャコウネココーヒーを飲み、いたく感動する ベトナムのスコールの洗礼 ベトナムといえばフォー、ハーブを乗せてべる ベトナム生ビールビアホイを飲む、ベトナムのエネルギーを知る カイコー・タケシ・マティーニで夜は更けて フランスパンにパテを塗って朝を 高さ30センチほどだろうか、プラスチックの赤い簡素な椅子に腰掛けた。ベトナムはホーチミンにやってきたのだ。気怠そうな店員がフランスパンを持ってきてくれた。腕くらいの大きさがある。なんとも堂々としたフランスパンだ。それにして

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  • 一泊二日、群馬を食べる。下仁田ネギと豚肉のすき焼き。 - 今夜はいやほい

    甘やかな下仁田ネギと豚肉のすき焼きをべに群馬へ向かう 真昼間、高崎のスナック 街をほっつき歩く 喫茶コンパルにてアイスティー 高崎電気館で古めかしい椅子に座り、チャップリンの映画を見る 群馬はグルーバル化の先端地域だった 群馬にはカツ丼の店が多い気がする 乗り込んだ電車はウサギのぬいぐるみだらけで 桐生で営業中、ウクライナスナック モーニグをべよう、モリムラ喫茶店 桐生名物ひもかわうどん、および、ソースカツ丼 登利平の弁当を携え帰路につく GWどこかに行きたいけれど、しかし、どこに行っても混んでいそうで嫌だな、どうしようかなと思っていた。だらだらと過ごしていたら、あっという間にGWの前半が終了していた。 新幹線に乗るのも混んでいるだろうしと思うと、自動的に関東に選択肢が絞られた。かと言って関東では一抜けで人気と思われる神奈川は混んでいそうだ。ということで、埼玉から比較的行きやすい群馬に

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  • 一泊二日、盛岡を食べる。ウニが詰まった牛乳ビンが転がる街。 - 今夜はいやほい

    卵液に肉を浸す焼肉、そして盛岡冷麺 旅先の喫茶店でだらだら読む、弘兼漫画 酒を注ぐ老婆のうつくしき指先、平興商店 誰もいない、もりおか歴史文化館へ 川辺でコーヒーを飲む 白龍じゃじゃ麺、スープを注ぎちーたんたん 盛岡のバイキングがあざみを踏みつける 福田パンのいわて牛焼肉サンドうまい あふれんばかりの牛乳瓶入りウニをべてしまう 初めて、盛岡に来た。盛岡というと、僕にとってはユーミンのアルバム「悲しいほどお天気」に収録されている”緑の街に舞い降りて”である。 輝く五月の草原を さざなみ遥かに渡っていく 飛行機のかげと雲のかげ 山すそかけ降りおりる 着陸間近のイアホンが お天気知らせるささやき Moriokaというその響きがロシア語みたいだった 確かに、ロシア語といえば〜シュカとか〜チカという印象があるので、モリオカにおいてもこれはロシア語的であると言えなくもないのだが、なかなかかのこじつけ

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  • 一泊二日、伊勢を食べる。極左泥酔の巻。 - 今夜はいやほい

    モーニング伊勢肉うどん −駒鳥堂 右翼と左翼の伊勢神宮 喫茶ロマン、トマトジュースがぶ飲み 一月家、湯豆腐、特濃お茶割り 頭痛を抱え内宮へ 餃子に、あじ塩おにぎり−餃子の美鈴 旅館の明かりをつまみとし伊勢角ビールをすすり飲む ふたたび、朝に伊勢うどん −まめや 冷めたドライカツカレー  −キッチンクック 隣に座っている金髪で細身の男がバッグを漁り始めた。かちゃかちゃと高い音が響き、なんなんだと、そろっと横目に見てみると、韓国の酒、ソジュがボストンバッグの中に7〜8入っていた。金髪男は、緑瓶のそれを取り出し、金属の蓋をひねって開けて、一口二口飲み、瓶をバッグにしまった。朝日を背に男は眠りについた。 そんな電車を乗り継いて、名古屋から数時間、伊勢に到着した。赤福の看板が迎えてくれた。友人と小旅行にやって来たのだ。 現地集合だったので、友人は別ルートから大手を振って威勢よく歩いてやって来た。

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  • 一泊二日、仙台を食べる - 今夜はいやほい

    ふすまを開き、配偶者は言った。仙台に行ったことないのはやばいよ、人生の半分損しているよと。僕が真冬に寒い寒いと言うと、え、これで寒いの?と北から目線をキメてくる配偶者は仙台の出身であった。東北圏の中心的位置をしめる仙台、不肖わたしは、その偉大な土地に足を踏み入れたことがなかったのである。 仙台のいいところ、案内してあげるよ、まかしとき!との力強い言葉を頂いたので、ちょうど約一年ほど前の年明けに新幹線に乗り込んで、仙台に向かった。 すずやでずんだの最中 喫茶 道玄坂 開盛庵でハゼの雑煮 そんなこんなで、牛タン 朝市にて鮭のまぜおにぎり 塩釜で寿司 彦いち、古典的ずんだ せり鍋でせりの根 炉端で天賞 真夜中のJazz喫茶Count 雲の隙間から青空が見えて来た。いい調子である。 すずやでずんだの最中 ホテルのチェックインを兼ねて街中を歩き始めた。なんか小腹がへったなとか喋っていると、文化横丁に

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  • 青森の霊場恐山へ。イタコに口寄せられし祖父と、全裸自撮り男性の背中に。 - 今夜はいやほい

    霊場恐山。誰もが一度は耳にしたことがある名前なのではないだろうか。あの世に最も近いところとなどと呼ばれ、死者の弔いに多くの人が訪れる場所である。ごつごつした岩と透き通った泉の現実離れしたイメージに惹かれて一度行ってみたいなと思っていた。 八戸駅から青い森鉄道なる電車に乗り込み、野辺地駅へ向かった。野辺地というのは青森のクワガタの角のようになっている部分の窪んでいる所である。そこから、大湊線に乗り換えて、右側のツノ内側を登っていき、恐山のある下北駅へと向かうのだ。 恐山か、そういえば昔シャーマンキングって流行ったよなとか思い、amazonを見たら、なんと一部無料になっていたので、スマホでぱらぱらと読んでいた。今読んでも普通に面白いな、ふむふむ、まさに友情、努力、勝利であるなあとのめり込んでいると、はっと顔をあげたら、乗り換え地点を通り過ぎてしまっていた。残念なこと周辺にはトイレすらもなく、無

    青森の霊場恐山へ。イタコに口寄せられし祖父と、全裸自撮り男性の背中に。 - 今夜はいやほい
  • 酒器を持ち、寝台特急サンライズに乗り込んで、香川でうどんをたらふく食べる - 今夜はいやほい

    夜行というのはなんだか不穏な響きがある。これは、寝て起きたら、全く知らないところに突然放り出されるということに起因するのではないかと思う。 赤い車体がなおのこと怪しい印象を強める寝台列車、サンライズ瀬戸に乗り込んだ。東京から高松へと向かう便である。ライトに照らされた細い通路が奥へ奥へとと続いている。入り口すぐのところが、どうやら僕の部屋であるらしかった。 乗車前日、ビールについていろんな作家が何事かを書いているを読んでいた。パラパラページをめくっていると、恩田陸の文章に目をひかれた。何やらその文章を読んでいると、旅先の列車の中で飲むビールに勝る幸福はない、その際、ただの紙コップで飲み始めるなどというのは、旅情を解さない者のやることで、ちょっと気の利いた酒器のひとつでも持ち込んでいるのであれば、その幸福は一段も二段も高まるものなのであると、自信ありげに書かれていたのだ。 旅行も好きで、酒も

    酒器を持ち、寝台特急サンライズに乗り込んで、香川でうどんをたらふく食べる - 今夜はいやほい
  • なんとなく山の上ホテルに泊まって、洋風雑炊を食べる休日 - 今夜はいやほい

    無為なホテル宿泊こそ至高の行為である。私はそう思うのであります。 旅行でもないのに、なんとなくホテルに泊まってみるというのはとても贅沢な気分になるものである。ふわふわ絨毯の廊下、ピカピカの浴槽、パキパキのシーツ…… 窓を開けて部屋の空気を入れ替える時のような、さっぱりとした気分を獲得できるのである 師曰く、贅沢は味方! 旅行にでかけて、というのは最善なのだけれど、やっぱりお金もかかるし、出かけること自体がそれなりに体力を要する行為でもある。しかし、都内のホテルに泊まればそんな懸念は何もないのだ。 phaさんも意味のないホテル宿泊が好きなようだ。 pha.hateblo.jp 今回泊まったのが、山の上ホテル。 御茶ノ水駅の近く、大通りを折れて少し坂を上っていったところにある。都内にあるのに、どことなくひっそりとした雰囲気が漂っていて、時間が止まってしまっているかのようだ。ホテルはひっそりして

    なんとなく山の上ホテルに泊まって、洋風雑炊を食べる休日 - 今夜はいやほい
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