2年半近く趣味として個人開発してきたiOS・iPadOS向けの日本語キーボードアプリ「azooKey」をオープンソース化しました。ライセンスはMIT Licenseです。 azooKeyは2年前からApp Storeで無料で公開し、開発を続けてきました。日本語対応のiOS向けキーボードアプリには、Simeji、Flickなど多くの先輩がいますが、標準キーボード志向で高機能なOSSとしては初めてのものではないかと思います。 技術的な特徴 azooKeyの技術的特徴としては、変換エンジンの独自実装、ライブ変換のサポート、独自に調整した辞書、強力なカスタマイズ機能などがあります。 IME開発の特色は幅広い技術的課題を扱えることにあります。競プロ的なアルゴリズムとデータ構造の問題もあればNLP的な話やGUIのデザインの問題もあり、めっちゃ楽しいです。 なお、azooKeyは全てSwiftで実装され
毎年、台北で開催されるICT系イベントであるCOMPUTEX TAIPEIには、この10年近くほとんど参加している。しかし残念なことに今年はコロナ禍で大会の開催そのものが流れてしまった。ICT業界にとっても今年はそんな悲しい残念な時代ではあるが、幸いにも年初に以前から目を付けていた台湾のキーボード会社であるTEXのShinobi(忍)と名付けられた、TrackPoint付きのスペースセーバーキーボードを手に入れた。 Shinobiとの出会いは、一昨年のCOMPUTEX会場でデモ展示されていた、プロトモデルに触れたのが最初だった。見るからにThinkPadのキーボードレイアウトをベースに、チェリーのメカニカルキースイッチを採用し、純正のTrackPointをGとHとBの中間に収めた商品だった。 Shinobiを触っていると、どこから見ても某社関係者のアドバイスやサジェスチョンの反映されたイメ
この記事では、自作キーボードを構成する要素とよく聞かれる用語を列挙しながら、2020年に自作キーボードに入門するための基礎知識をできるだけ網羅的に紹介します。 外出自粛もあってお家でできる趣味や娯楽を求められている方 新年度・新生活も 1 ヶ月が経ち会社や学校に馴染んで新しいことを始めようという方 自作キーボードって言葉を最近よく聞くな~と言う方 自作キーボードをはじめようと思っている方 自作キーボードのより深い情報を知りたい方 向けに、今自作キーボードの何が「アツい」のか旬のトレンドも交えつつ、自作キーボードでよく聞かれる用語に簡単な文脈と説明を与えることを目標としています。 目次 目次 自作キーボードの構成 キーボードキット 自作キーボードキット カスタムキーボード キー数 形状 キースイッチのレイアウト プレート 基板(PCB) ケース キースイッチ キーの感触(フォースカーブ) 荷
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