横浜市鶴見区上末吉のマンションで4月29日、自宅に置き去りにされた大町燈希(ともき)ちゃん(生後9か月)が死亡した事件で、保護責任者遺棄容疑で逮捕された父親の会社員大町勇希容疑者(30)と、妻の綾容疑者(28)が、「燈希ちゃんを入れた段ボール箱に毛布をかけ、脱衣場に置いて出かけた」などと供述していることが3日、捜査関係者への取材でわかった。 捜査関係者によると、両容疑者は段ボール箱に毛布をかけたことについて、「泣き声が漏れるのを防ぐためだった」などと供述。段ボール箱は横向きで、側面が開く状態だったが、毛布で覆っていたため、ある程度密閉されていたとみられる。 司法解剖の結果、燈希ちゃんの死因は窒息死で、両容疑者は「(29日)午前中からパチンコに出かけていた」などと供述しており、県警は、長時間不在だったことで、段ボール箱と毛布のために呼吸ができなくなった可能性があるとみて、保護責任者遺棄致死容