民主党が衆院選に向けてまとめた政策集が、インド洋での海上自衛隊の給油活動中止を盛り込まないなど「現実的」な内容となったことに、24日の閣議後の記者会見で閣僚から批判が相次いだ。 甘利行政改革相は「民主党は相当ぶれ始めている。今まで(給油反対など)いろいろ騒ぎを起こしてきたのは一体何だったのか」と述べた。野田消費者相は「麻生政権がやってきたことが正しかったと裏付けしていただいているようだ。褒めてあげないといけない」と皮肉った。浜田防衛相も「現実的な考え方に変わって喜ばしい。時間はかかったが」と語った。 一方、与謝野財務・金融相は民主党が掲げる子ども手当に関し、「気前のいい話だが、本当にするのなら5年、10年、20年続く財源を確保する議論をしていただきたい」と注文を付けた。