先日、伊坂幸太郎さんの『首折り男のための協奏曲』という小説を読みました。 私は読書が好きで、伊坂さんの作品も結構読んでいるのですが、大体いつも「あー面白かった」と思って読み終わります。しかし、今回は違いました。 「よくわからなかった・・・。」 不思議な世界観のお話でも、いつも読者をその世界に引き入れ、最後は作品とのお別れがもったいなくなるような素敵なお話をたくさん生み出されている伊坂さん。 それが今回は、なんだか迷子にさせられて放置されてしまったような印象で、読み終わっても頭に?が浮かびまくっていました。 実験的な作品だったのかな・・・?などと思いつつ、とりあえずそのまま、あとがき・解説と読み進めていくうちに、(私にとって)衝撃の事実が発覚したのです。 これ「短編集」じゃん!!!! 『首折り男のための協奏曲』は「短編集」なのですが、私はなぜか一遍の「長編」と思い込んだまま読んでいたのです。