ハリルホジッチ監督の起用法にはどんな傾向があるのか。W杯予選を振り返る 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】 日本代表はワールドカップ(W杯)ロシア大会の2次予選と最終予選、合わせて18試合を戦ってきた。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は53人の選手を招集してきたが、試合で起用されたのは37人。その起用法にはどういう傾向があるのだろうか。 ここまで全18試合にフル出場している選手は吉田麻也1人だけ。もちろんけがなどによる主力選手の欠場もあるが、その時に調子の良い選手を起用する傾向が強い。選考の際のスカウティングもそうだが、合宿でもハートレート(心拍数)などのフィジカルデータを取り、試合で良いパフォーマンスができるかどうかのバロメーターにしている。 コンディションが悪ければ使わない。それは実績のある香川真司や本田圭佑も例外ではないが、メンバー選考の段階では優遇されていると見られても仕方ない。その