NTTドコモは2023年10月4日、マネックスグループおよびマネックス証券と資本業務提携を締結したと発表した。2024年1月4日以降、マネックス証券の連結会計上の親会社はマネックスグループからNTTドコモに移る予定だ。NTTドコモはこれまで自前で銀行や証券会社を保有しておらず、金融経済圏の強化を図る。 マネックス証券は株式移転の方法で中間持ち株会社を設立し、マネックス証券の発行済み株式のすべてを中間持ち株会社が取得。その後、マネックスグループは中間持ち株会社の株式の一部をNTTドコモに譲渡し、中間持ち株会社はNTTドコモを引受先とした第三者割当増資を実施する。これにより、中間持ち株会社の議決権所有割合はマネックスグループが約51%、NTTドコモが約49%となり、両社が中間持ち株会社を通じてマネックス証券の運営に当たる。実質支配力基準に基づき、中間持ち株会社とマネックス証券はNTTドコモの連