全方位型 1 つ目のパターンは「全方位型」。これは、商品購入の思い立ちから実際に購入にいたるまでの間、満遍なく積極的に情報探索(バタフライ・サーキット)して、かつ先ほどの「さぐる」「かためる」両方の動機がバランスよく現れるパターンです。 さまざまな情報に囲まれた環境の中で、自然にとられる探索行動であり、商品を選択するときも、SNS などを通じてこれまで知らなかった興味をそそられる商品やサービスに出会うと、パルス、つまり瞬間的に買いたい気持ちになることが多いようです。 例えば私の場合、旅行の計画がこれに当たります。旅行に行きたくなると、あえてどこに行くかを決めずに、日々ちょっとずつスマホで調査し始めます。ヨーロッパから南アフリカ、今流行りのポートランドなどをバタフライ・サーキットし、そのとき知った、なんとなく気になる行き先について、フライト時間を調べてみたり、他の人たちのレビューを読んでみた