IT大手の「ヤフー」が運営するオンラインサービスの会員IDを架空の名義で取得して、その際に付与されるポイントをだまし取ったとして、28歳の無職の男と母親が、埼玉県警に逮捕されました。警察は、だまし取ったポイントで購入した金券を売却する手口で現金8500万円余りを不正に得ていたとみて調べています。 捜査関係者によりますと、2人は去年3月、ヤフーが運営するオンラインサービスの会員IDを架空の名義で95回にわたって取得し、IDを取得すると付与されるポイントおよそ15万円分をだまし取った疑いが持たれています。 2人はポイントを使ってショッピングサイトで金券を購入し、その後、売却して現金に換えていたということです。 調べに対し、いずれも容疑を認めたうえで、「貯蓄目的でやった」と供述しているということです。 警察は、同様の手口を繰り返し、現金8500万円余りを不正に得ていたとみて詳しく調べています。