出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/18 05:31 UTC 版) 「ロデリック (西ゴート王)」の記事における「簒奪」の解説 754年の年代記によると、ロデリックは元老院の後押しを受け波乱含み(tumultuose)で王国(regnum)を占領したという。歴史家たちはこれらの言葉の正確な意味について長く議論してきた。前にも起こったことのある典型的な宮廷クーデターではなく、むしろはっきりと王国を二分しようと宮廷へ暴力的な侵略行為を行ったとみられている。 この侵略が王国の外側からのものでないことが推測される。なぜならregnumという言葉は王座を意味し、おそらくロデリックは容易に王冠を簒奪したとみられるからである。それにもかかわらず、ロデリックは地方の司令官(伝承によれば、のちにバエティカのドゥクスとなった)であったか、クーデターを企てた際には亡