「HoloToy」サンプルのひとつ 6月上旬に開催されたE3で任天堂がNintendo 3DSを発表して以降、3Dメガネなしで裸眼での立体視が可能なディスプレイ技術に注目が集まっている。ただ3DSは視差バリアという特殊な仕組みを使って裸眼3Dを実現しているうえ、視野角が異常に狭いという難点がある。 本稿で紹介する「HoloToy」はiPhone/iPad用のアプリで、正確にいうと3Dによる立体視を実現できているわけではないのだが、加速度センサを利用し固定視線からのオブジェクトの見え方を変更することで、通常の液晶ディスプレイであたかも立体視を実現したかのような錯覚を与えることが可能になっている。 「HoloToy」 HoloToyは、kode80という会社が開発した立体視アプリだ。執筆時点のバージョンは20日にアップデートされた1.06となっており、6番目のアップデートにあたる。HoloTo
Ruby on Rails(以降、RoR)をベースにして開発されたCMSプロダクトにRadiant CMS(以降、Radiant)がある。RoRベースであるため構築が簡単で、ちょっとしたブログシステムであれば10分もあればシステムができるというすぐれものだ。ここではその導入方法や、使い方を紹介したい。 RadiantはRubyで作成されているので、まずRubyをインストールしておいてほしい。あとはRuby Gemsを使ってプロンプト1.1のようにRadiantをインストールすればいい。 プロンプト1.1 Radiantインストール % gem install --include-dependencies radiant RadiantはRoRで動作するアプリケーションであるため、全体の流れはRoRを使う場合によく似ている。RoRを使ったことがなければ、【ハウツー】祝2歳!! Ruby on
Leopardの発売から1カ月半が経過した。Objective-C 2.0に深く切り込みたいものとしては、Mac OS X 10.5であるDarwin 9.0に搭載されているObjective-Cランタイムのソースコード公開を待ち望んでいるのだが、なかなかその気配は訪れない。 ただ待っているだけでは仕方ないので、手持ちの材料だけでObjective-C 2.0を探っていくことにしよう。Appleから公開されているドキュメントと、Mac OS X 10.4であるDarwin 8.10で公開されているソースコードを参考にしていく。 ガベージコレクタの実体とそのソースコード では、前回の続きでガベージコレクションを探っていこう。 本連載としては、まずソースコードレベルから話を始めたかったのだが、前述のとおりLeopardではまだソースコードが公開されていない。 だがよく考えると、ガベージコレクシ
Google Gearsのワーカプールとは Webアプリケーションをオフラインでも使用可能にする「Google Gears」。発表から一週間以上が経過し、Gearsを使用したWebアプリケーションもすでに登場してきている。Webアプリケーション開発者にとって「無視することができない技術」だと言えるだろう。本誌でもそうした方々のお役に立てるよう、これまで二度に渡ってGoogle Gearsを用いたプログラミング方法をご紹介してきた。 Google Gearsに含まれる機能は、大きく「ローカルサーバ」「データベース」「ワーカプール」の3つに分けられる。 ローカルサーバは、Webページに関わるリソース(HTMLファイル、JavaScriptファイル、画像ファイル、スタイルシート…など)をクライアントマシンにキャッシュしておく技術だ。ネットワークに接続していない環境でもページを表示することができ、
マニアックを突き進め、プロセス置換 zshにはプロセス置換(Process Substitution)と呼ばれる機能がある。これはファイルを指定すべき場所や、パイプとして処理すべきところを「コマンドやコマンドの組み合わせそのもの」を記述して処理するいう機能だ。コマンドをファイルのように扱えるものといってもよい。 表1.1 プロセス置換の記述方法 記述方法内容 <(コマンドリスト)コマンドの結果をファイルとして扱う >(コマンドリスト)出力先をコマンドに渡す コマンドで指定するファイルをファイルではなくコマンドとして直接指定することで、一時ファイルを作成する必要がなくなる。どれだけ使うシーンがあるかと問われると頭を捻ってしまうが、ログ解析や差分チェックなどを使っている人からは「けっこう便利に使っている」という話も聞く。 さあ、今回はこのマニアックな機能を堪能していこう。ちなみに今回の内容はそ
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Sun MicrosystemsによりSolaris 10の目玉として開発されたZFS、最近ではMac OS Xへの移植も進められるなど、Solaris以外のプラットフォームでも注目されることが増えている。 3月に開催された"Asia BSD Conference 2007"においてもZFSの話題が取り上げられた。もちろん、FreeBSDへの移植についてだ。説明してくれたのは実際に移植を行っているPawel Jakub Dawidek氏。 ZFSは現在、COMMON DEVELOPMENT AND DISTRIBUTION LICENSE(CDDL) Version 1.0のもとで公開されており、FreeBSDへ移植しやすいライセンスとなっている。ソースコードのポータビリティも高く、Solaris以外のOSへの移植も比較的行いやすい。 ZFSはFreeBSDで採用しているFFS+Soft
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