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ブックマーク / www.rieti.go.jp (3)

  • RIETI - 都市経済の自立と持続可能性を考える

    都市を対象に研究する学問分野は意外に数多くある。具体的に言えば、都市社会学、都市地理学、都市行政学、都市工学、都市計画学、そして都市経済学などである。それらは、都市の現象を社会学的に考察したり、空間的に立地現象をとらえたり、また制度としての都市のありかたを検討するものである。しかし、それらはおしなべて都市政策へとつながるものでなければならない。最終的な到達点は都市政策であり、そこへいくための様々なアプローチなのである。 都市政策を考えるための都市経済(学)であるが、都市はその存在理由からして外部経済・外部不経済の宝庫であり、それがために都市政策が存在する。都市に対して経済学的な見方をすることは、たとえば都市計画における土地利用規制が実施される場合であれば、それによってどのような外部不経済がどの程度押さえられ、土地利用の社会的価値がどの程度高まるかを分析することで土地利用規制の有効性を判断す

  • RIETI ポリシーディスカッション 第9回:いくら失敗しても懲りない「日本発の標準」づくりの愚

    このごろIT(情報技術)の世界でメディアをにぎわせている話題に「ICタグ」がある。商品につけた半導体チップに情報を入れ、電波で受信して在庫管理や防犯などに使おうというものだ。国際的には、MIT(マサチューセッツ工科大学)を中心にして決められた規格「オートID」が標準になり、ウォルマートなどが採用を決めた。日でも、慶応大学にオートIDセンターができ、実装が進んでいる。 ところが、そこに「ユビキタスID」というのが現れた。まだ規格も固まらず、作っているメーカーは2社だけだが、そのリーダーである東大の坂村健教授は「米国にあわせる必要はない。日独自の標準を作ることが国益にかなう」として政府の関与を求めている。これは「バーコードは米国の規格だから、日独自の国定コードを作ろう」というようなものである。 坂村氏がこういうナショナリズムをあおるのは、今回が初めてではない。15年前に彼が進めた「トロン

  • RIETI - 組織風土と上司の役割

    の不祥事の殆どはトップ主導で起きています。品偽装や電力会社のシュラウド(事故隠蔽)もそうですが、不正を見て見ぬふりをするいわゆる「黙認」も一種の意思決定と考えれば、殆どの不祥事にトップが関与しているといえます。 トップの意思決定には2種類あります。1つは会議など正式な場で少なくとも追認された意思決定。もう1つは意思決定の所在が曖昧なまま「社長の意思」ないし「創業者の考え」として押し通された意思決定です。後者にはルールがなく、一種の明文化されない価値観が根っこにあるようです。その価値観が形となっているのが組織風土であると見ています。 組織風土の裏にある価値観は、明文化されないだけに明示的な議論の対象にならず、変更が大変難しいものです。組織風土はある種の価値観に関して非常に保守的な機能を果たしますが、そこに不祥事の根っこになるような価値観があると、組織として不祥事を起こす方向に傾くのと考

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