システム構成における「フロントエンド/バックエンド」という区分けは、今や当たり前のものとなりました。 かつてはWebページのデザイン、そのコンテンツとデータ表示、認証動作など、すべてがごっちゃになっていましたが、「フロントエンド/バックエンド」で区分けすることでシステム管理やメンテナンスの効率が上がったため、今後もこの区分けはますます推進されていくことが予想されます。 そのなかで、フロントエンド側のHTMLとバックエンド側のシステムとの連携で認証動作の中核を担うのが、今回紹介するJWT(JSON Web Token)です。 そこで本記事では、そもそもJWTとは何か、JWTの実装例について説明します。 そもそもJWTとは? HTMLファイルでは認証・認可ができないのがこれまでの常識でしたが、Ajax以降、バックエンドのAPIとの通信を行うことで動的なページと同様に認証動作が可能になりました。