ものの意味関係が乱れていたようです。 日本の東京医科歯科大学で行われた研究によって、統合失調症患者の脳内ではものの意味を関連付ける「意味ネットワーク」が無秩序になっており、異常な概念の結び付けや思考の一貫性の阻害が起きる原因になっている可能性が示されました。 これまで統合失調症でみられる諸症状は、ものの意味関係の乱れが要因の1つだと考えられていましたが、実際に脳活動パターンを調べて確認したのは、今回の研究が世界で初めてとなります。 研究者たちは、統合失調症を脳活動から直接評価することができれば、診断や治療に大きく役立つ可能性があると述べています。 研究内容の詳細は2022年12月21日に『Schizophrenia Bulletin』にて公開されています。