漁業用のいかだで49日間にわたって海をひとりで漂流したインドネシアの少年が、およそ2000キロ離れた西太平洋のグアム島の沖で救助され、無事、帰国を果たしました。 いかだには数日分の水と食料しかなく、アディランさんは、食料と水がなくなってからは、いかだの一部の木材を燃やして捕まえた魚を調理したり、服にしみこんだ水分をしぼって飲んだりして生き延びました。 そして先月31日、およそ2000キロ離れた西太平洋のグアム島の沖で大型船に救助され、大型船の目的地だった日本の山口県で健康診断を受けた後、今月8日に無事、インドネシアに帰国したということです。 漂流していた期間は49日間におよびましたが、アディランさんは「死のうと思ったこともあったが、家族と再会できることを信じていた」と話しています。