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ブックマーク / www.toyo.ac.jp (1)

  • 量子論と仏教

    量子論と仏教 ─ 141 ─ 量子論と仏教 文学研究科哲学専攻博士後期課程修了 後藤 蔚 要旨 量子論では、同じ一つの電子が「粒」であると同時に「波」であると見做される。量子論 を創ったボーアがこうした「相補性」を表すシンボルとして古代中国の「陰陽思想」を象徴 する太極図を好んで用いたことはよく知られているが、稿では、量子論を仏教と関係づけ て見てみたい。大乗では「縁起のゆえに無自性、空」であると説くところを、量子論では、 真空こそが量子が絶え間なく生成・消滅を繰返している舞台であるという。 キーワード 場、量子、縁起、法(ダルマ) 、自己同一性、観察、実在 目次 1.縁起 2.場 3.自己同一性 4.法の相続 5.自我 6.重ね合わせ 7.シュレーディンガーの 8.実在 9.結び 1.縁起 仏教の基思想を一口で云えば、 ものは「縁起」によって有る、 ということであろう。 「因 果」

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