ビジネスメール詐欺 (Business E-mail Compromise: BEC) は、2015年に米国連邦捜査局 (Federal Bureau of Investigation:FBI) が情報を公開して以降、広く知られるようになりましたが、被害は未だ増えている状況です。FBIの米国インターネット犯罪苦情センター (Internet Crime Complaint Center:IC3) に報告された被害件数などのデータによると、2013年10月から2016年5月までの期間において、BEC の被害件数は米国内外で22,143件、被害額は約31億 ($3,086,250,090) 米ドルだった一方で、2016年6月から2019年7月までの期間では、被害件数は166,349件、被害額は約262億 ($26,201,775,589) 米ドルと大きく増加しています。 日本においても、201