ブックマーク / fujipon.hatenadiary.com (13)

  • ある村上春樹ファンによる、エルサレム賞受賞スピーチ全文和訳 - 琥珀色の戯言

    参考リンク:「わたしは常に卵の側に立つ」(琥珀色の戯言) 村上春樹さんのエルサレム賞受賞スピーチ(の草稿)の全文が『HAARETZ』紙に掲載されていますので、それを僕なりに訳してみました。 もともと英語は苦手なのですが、この文章に関しては、可能な限り自分で近づいてみたかったので。 『HAARETZ』紙に掲載された村上春樹のエルサレム賞受賞スピーチ(の草稿)全文 村上春樹: 常に卵の側に(はてな匿名ダイアリー) 村上春樹スピーチ全文和訳Ver.1.2(しあわせのかたち) 以下の日語訳は、上記の2つのエントリを参考にさせていただきました。 ……というか、参考どころか、「そういうふうに訳すのがベストだ」と判断した際には、そのまま使わせていただいています。ありがとうございました。 あと、この訳文についていくつか。 (1)かなり意訳になってしまっていて、あまり「テキストに忠実」ではありません。翻訳

    ある村上春樹ファンによる、エルサレム賞受賞スピーチ全文和訳 - 琥珀色の戯言
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    matokari 2009/02/19
  • 「『祖母ログ』終了」への雑感 - 琥珀色の戯言

    祖母、ハハ、孫娘からご挨拶です(『祖母ログ』(2009/2/1)) 2年くらい前に『このブログがすごい!』で紹介されているのを見て以来、ずっと楽しみにしてきたブログだったので、突然の終了宣言には驚きました。 そして、こんなふうにも思ったのですよね。 せっかくこれだけ更新してきたのだし、祖母ことヒデさんも「生きがいを与えられた」とまで書かれているのだから、「わざわざ『終了宣言』しなくても、それこそ、1か月に1回、いや、半年に1回の更新での『開店休業』状態でいいんじゃないの?」 もともと「世間の人たちの日常日記」が読めるというのが僕にとってのネットのいちばんの魅力だったのですが、最近はすっかり「日常日記」は目立たなくなってきてしまいました。 数が少なくなったのか、「もう、女の子のネタ日記くらいじゃあ、誰も喜ばなくなった」のかはわかりませんが『TopHatenar』のランキングを見ていても、「日

    「『祖母ログ』終了」への雑感 - 琥珀色の戯言
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    matokari 2009/02/04
  • 【読書感想】篦棒な人々ー戦後サブカルチャー偉人伝 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    篦棒な人々ー戦後サブカルチャー偉人伝 (河出文庫 た 24-1) 作者: 竹熊健太郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/12/04メディア: 文庫購入: 22人 クリック: 689回この商品を含むブログ (79件) を見る 内容紹介 戦後大衆文化に放たれた、激烈なるエネルギー―― 康芳夫(マルチプロデューサー、虚業家)/石原豪人(挿絵画家、画怪人)/川内康範(月光仮面原作者、生涯助ッ人)/糸井貫二(全裸の超・前衛芸術家) 彼らケタ外れの偉人たちを追う伝説のインタビュー集。裏の昭和が熱く妖しくよみがえる。 サブカルチャー総合誌『クイック・ジャパン』創刊当初の名物企画から生まれた名著『篦棒(ベラボー)な人々』、待望の文庫化。 解説=橋信宏 いやこれは凄い、当に「箆棒(ベラボー)な」インタビュー集です。 僕はインタビューとか対談を読むのが大好きで、かなりいろんなものを読んでき

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    matokari 2009/01/26
  • この世でいちばん大事な「カネ」の話 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ) 作者: 西原理恵子出版社/メーカー: 理論社発売日: 2008/12/11メディア: 単行購入: 71人 クリック: 566回この商品を含むブログ (377件) を見る 内容紹介 西原理恵子が「カネ」を通して自らの生き様と理念を語る初の自伝的エッセイ登場! 故郷での貧しさゆえの八方ふさがりの生活。東京に出てきて学校に通いながら自分の絵を出版社に持ち込み次第に認められて行く。そしてギャンブル、アジアへの旅で出会った貧しい子ども達、大切な家族の事。 「お金」について考える事は人間関係・仕事関係、つまり自分と世界との関わりにつながっていくのです。 漫画で描かれた西原ワールドがより深く・よりリアルに迫って来る1冊。 西原ファンならずとも納得・感動の1冊です! 僕はずっと、「金にこだわる人生は汚い」というような価値観を持って(なのか、刷り込

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    matokari 2009/01/20
  • 「子育て」という小さな戦争 - 琥珀色の戯言

    千葉県松戸市の常盤平団地で6日、23歳の女性宅が全焼し、焼け跡から子ども3人の遺体が見つかった火災で、子どもを残して病院に出掛けていたと説明していた田之口さんがその後、松戸東署の調べに「パチンコに行っていた」と話していることが7日、分かった。病院で受診した形跡がなく同署が、あらためて話を聞いていた。田之口さんは「パチンコに行っていたと言いたくなかった」と話しているという。 このニュースへのさまざまなリアクションに対して。 遊んじゃダメなの? - 非国民通信 損得とか予防とかではなくて - サキュバスの晩餐 「鈍感すぎ」って指摘してくれてありがとう。「焼け死ぬ子」を減らすにはどうしたらいいでしょうね。 - どんなジレンマ 思いついたことをとりとめなく書いていく。 この女性に対して、僕はやっぱり憤りを感じるし、4歳・3歳・6ヶ月の3人の子供を残して遊び(しかも、パチンコ!)に行ったというのは、

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    matokari 2009/01/14
  • 僕がサンタクロースに別れを告げた日 - 琥珀色の戯言

    いまどき親のサンタ対策&サンタとの別れどき | エキサイトニュース ↑の記事を読んで思い出した「僕がサンタクロースに別れを告げた日」のこと。 もう30年近く前のクリスマスの話。 当時ずっと、僕の家では、クリスマスイブは家族でケーキをべ、 翌朝起きると枕元にプレゼントが置いてあったものでした。 子供心に、やっぱり親が置いてるんだろうなあ、と思いつつも、もしかしたら… などという気持ちが捨てきれない年頃。 毎年、今年こそはサンタの正体を見てやろうと思いつつも、小学校低学年の子供には徹夜などかなわず、やっぱり起きると枕元にプレゼント、というパターンの繰り返し。 これは、そんなある年に起こった出来事です。 枕元のクリスマスプレゼントは、そのとき欲しいといっているものが置いてあることになってるのですが(その時点ですでに怪しいんだけど)、その年一番ほしかったのが、LSIゲームの『クレイジークライマー

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    matokari 2008/12/25
  • 「コミュニケーション能力」について考える - 琥珀色の戯言

    コミュニケーション能力という幻想 - ハックルベリーに会いに行く(2008/12/21) ↑のエントリを読んだことをきっかけに、「コミュニケーション能力」について思いついたことなどあれこれと。 最初に頭に浮かんだのは、押井守監督のこんな言葉でした(押井監督の著書『凡人として生きるということ』より) 僕には友達と呼べる人はいないし、それを苦にしたことはない。年賀状にしても、こちらから出すのは毎年ふたりだけ。師匠ともうひとり。さすがに出さないと失礼と思われる大先輩のふたりを除いて、年賀のあいさつを出す相手もいない。 だから、正月にうちに配られる年賀状はどんどん減ってきた。それでもいいと僕は思っている。他人とのコミュニケーションは、こんな僕でも大事だ。いや、多くの人の才能に支えられて映画を作る僕のような人間には、コミュニケーションほど大切なものはない、と言ってもいいだろう。 だが、それはあくまで

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    matokari 2008/12/25
  • おくりびと ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    『おくりびと』公式サイト あらすじ: 楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。(シネマトゥデイ) 日曜日のレイトショーで鑑賞。観客数は20〜30人。公開されたのが9月13日ということを考えればかなりの盛況だと思います。 内心、「地味な映画だし、僕ひとりなんてことはないよね……」と不安だったのですが、口コミでかなり人が来ているみたい。 この映画、とくにストーリーが素晴らしいというわけでもなく(というか、あるいみ「ベタベタ」です。いやまあ、主人公のお父さんについては、僕の予想とは違っていて逆にホッとしたのですけど)、ものすごく派手な映像があ

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    matokari 2008/11/24
  • 「○○的」という言葉 - 琥珀色の戯言

    最近、すごく気になっているのが「○○的」という言葉なのです。 「はてな」で「似非科学」が話題になっていて、そのなかで、「科学的」という言葉を使う人をたくさん見ました。 麻生首相も「医師は社会的常識が欠落している人が多い」と言っていましたし。 麻生さんも含めて、みんな当にこの「○○的」(例:「科学的」「社会的」「一般的」「常識的」「論理的」……)という言葉が大好きみたいだけど、僕はこの言葉を多用する人をあまり信用しないことにしています。 琥珀色の戯言 - 「論理的」が嫌いな理由 ↑のエントリを以前書いたのですが、世の中には「○○的」という言葉だけで何かを説明しようとする人が多いんですよね。 そして、彼らの多くは、「それは、具体的にどういうプロセスを経て『科学的』『論理的』だと判断したの?」と問われると、「うるせえ、『科学的だから科学的』なんだよ!」「おまえは『常識』も知らないのか!」という

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  • 「読書」についての覚え書き - 琥珀色の戯言

    ネットに時間を使いすぎると人生が破壊される。人生を根底から豊かで納得のいくものにしてくれる良書25冊を紹介(分裂勘違い君劇場(2008/11/18)) 速読でが楽しめるのかという疑問(狐の王国(2008/11/18)) ↑のような刺激的な「読書」関連のエントリが挙がっているので、便乗して、最近僕がいままで触れてきた「読書」についてさまざまな人が語った言葉を御紹介しておきます。並んでいる順番にあまり意味はありません。 村上春樹『ノルウェイの森』の登場人物・永沢さんについて。 彼は僕なんかははるかに及ばないくらいの読書家だったが、死後三十年を経ていない作家のは原則として手にとろうとはしなかった。 そういうしか俺は信用しない、と彼は言った。 勝間和代読書進化論』より。 私の場合、どんなが私を進化させてくれたかと考えてみると、やはり翻訳書や洋書の原書が多いのです。私が読んできたの割合は

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    matokari 2008/11/19
  • 七瀬ふたたび ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    七瀬ふたたび (新潮文庫) 作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1978/12メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 349回この商品を含むブログ (176件) を見る 出版社 / 著者からの内容紹介 生れながらに人の心を読むことができる超能力者、美しきテレパス火田七瀬は、人に超能力者だと悟られるのを恐れて、お手伝いの仕事をやめ、旅に出る。その夜汽車の中で、生れてはじめて、同じテレパシーの能力を持った子供ノリオと出会う。その後、次々と異なる超能力の持主とめぐり会った七瀬は、彼らと共に、超能力者を抹殺しようとたくらむ暗黒組織と、血みどろの死闘を展開する。 NHKで放映されているテレビドラマに挫折してしまったため、文庫を20年ぶりくらいに再読。 読み終えて、ものすごい脱力感。 ああ、そういえば、20年前も読み終えたとき、こんな気分になったなあ。 読んでいる最中は、七瀬の「貞

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    matokari 2008/11/19
  • 鮨屋にとっていちばん嬉しい客 - 琥珀色の戯言

    昨日ラジオで聴いた話。 「あなたの店にとって、いちばんいいお客さんとは?」と問われた銀座の有名な鮨屋の店主が、こんなふうに答えていたそうだ。 うちにとっていちばん嬉しいお客さんは、「いっぱいべてくれる人」だねえ。 「鮨」というべ物に対していろいろ蘊蓄がある人は多いし、こだわりを語る店もたくさんあるけれど、僕はこのシンプルな答えがとても気に入っている。

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    matokari 2008/11/19
  • 少林少女 ☆☆ - 琥珀色の戯言

    少林少女 コレクターズ・エディション [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2008/11/05メディア: DVD クリック: 22回この商品を含むブログ (58件) を見る あらすじ: 祖父の道場を継ぐため中国の少林拳武術学校に修行に行った凛(柴咲コウ)が3000日の厳しい修行に耐え帰国すると、道場は潰れ兄弟子たちは少林拳を辞めてしまっていた。単独で少林拳を広めようと決意した凛は、ひょんなことから大学のラクロス部の助っ人になる。チームは勝ち進み、道場再建に向け着々と準備は進んでいくが……。(シネマトゥデイ) 2008年有数の「やっちまった映画」として知られる、この『少林少女』をついにDVDで鑑賞。 この映画、何がすごいかというと、「何がストーリーの軸なのかサッパリ分からない」「なぜそうなるのか、という因果関係が不明な展開」に尽きると思います。 キャストは

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    matokari 2008/11/13
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