異業種からの参入が加速する植物工場。半導体大手のロームも本格的に参入を発表。同社の強みであるLED技術と最先端のセンサー技術を活かし、福岡県の長浜工場でイチゴの栽培を開始した。[写真拡大] 日本の農業が今、大きく変ろうとしている。2008年に農林水産省と経済産業省が共同で「農商工連携植物工場ワーキンググループ」を発足し、翌09年には100億円規模の補正予算が組まれたことで、日本の植物工場開発が一気に加速した。植物工場はその名の通り、光や水、温度、湿度などが管理された施設で野菜や果物を栽培する先端農業だ。 植物工場のメリットとしては、気象変動の影響を受けずに安定供給が可能なことや、病原菌や害虫の侵入が少ないので農薬を多量に使用しなくても安全性が保たれること、さらには培養液成分や二酸化炭素濃度などを適切にコントロールすることで、植物の生育に最適な環境を作り出し、短いサイクルで多作することが可能
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