あなたはマンガ家という職業にどんなイメージを抱いているだろうか? 夢がある。アシスタントと一緒に朝まで徹夜する。編集者が遅れた原稿を取り立てに来る――。確かに、それがふつうのマンガ家像だ。しかし、三田紀房は正反対の持論をしばしば展開する。「徹夜はしない。でも締め切りは守る」「マンガ家になったのはお金のため」「アイデアを得る努力をしない」。びっくりするかもしれないが、理由を聞けばきっと納得し、あなたの仕事や勉強にも役立つ話だと気が付くだろう。 三田紀房のマンガ論、最終回のテーマは常識破りの「マンガ家の公務員化」。三田独自の哲学、総まとめをお送りしよう。 【マンガ論 Vol.4】徹夜は一切しない! ・夜型は業界の単なる“慣習”だ ・規則正しい働き方だとアシスタントが辞めない ・「マンガ家はきつい仕事」は思い込み マンガ家がアシスタントと一緒に徹夜し、深夜や明け方に編集者が原稿を取りに来る――。