文豪・シェークスピアを生んだイギリスで、彼の作品が日本風のマンガに脚色され人気を呼んでいる。『ロミオとジュリエット』『ハムレット』などシェークスピアの代表作が今月初めイギリスのマンガ専門出版社から196ページのマンガ書籍として出版された。「マンガ・シェークスピア・シリーズ」は、登場人物名は原作と同じだが、時代背景や主人公のファッションはアレンジされている、時代や国境を超えたスタイルのマンガだ。 例えば、マンガ『ロミオとジュリエット』は原作の時代背景(ルネサンス時代のイタリア)とは違い、現代の東京で対立するモンターギュ一族とキャプレット一族という二つのヤクザ一家に生まれた男女のラブストーリーとなっている。 また、二人を結び付けようとするロレンス神父はマンガでは日本の僧侶だ。ロミオはポップグループのリードボーカルで、ジュリエットは夢見る女子高生として登場する。ジュリエットはミニスカートにル