私は「金融緩和の継続」が正しいと思う 私は、植田和男氏が日本銀行の総裁になってからも一貫して「金融緩和政策の継続」を主張してきたが、それはいまも変わらない。 前編『日銀は「金融緩和を継続」したほうがいい!経済学者が緊急提言…市場関係者やメディアが目を背ける、物価と経済成長の「不都合な真実」』でも述べたとおり、少なからぬ市場関係者やマスコミは、一刻も早い緩和の終了を期待しているようだが、私の意見は真逆である。
米労働省が12日に発表した2月CPI(消費者物価指数)は、前年同月比+3.2%と事前予想の同+3.1%を小幅に上回った。また、基調的な物価動向を示す食料・エネルギーを除くコアCPIも前年同月比+3.8%と、同じく事前予想の同+3.7%を上回った。ただし、コアCPIの前年同月比上昇率は、前月の同+3.9%を下回っており、2021年5月以来の低水準となった。 2月は中古車の価格が前月比+0.5%と上昇したことなどから、コア財(除く食料・エネルギー)は前月比+0.1%と4か月ぶりに上昇に転じたが、これは前月に大きく下落した反動という側面が大きく、下落基調は変わっていないだろう。 他方、サービスコア(除くエネルギー)は、前月比+0.5%と前月の同+0.7%から上昇幅は縮小した。帰属家賃の基準改定の影響ともされるが、前月は家賃が前月比+0.6%と大きく上振れたが、2月には同+0.4%と従来のトレンド
量的引き締め(QT)早期実施への懸念また、2%の物価目標が達成されるのであれば、過去10年以上にわたって続けられてきた異例の金融緩和は一気に見直されるとの観測が市場で強まってもおかしくない。日本銀行は、「マイナス金利政策を解除すると同時にイールドカーブ・コントロール(YCC)を撤廃するが、新たに国債の買い入れ額に目標を設定することを検討している」との報道がある(コラム「3月にも日銀がYCC撤廃と国債買い入れ額目標再導入との観測:量的引き締め開始までの時限措置」、2024年3月11日)。 仮にそれが実施される場合には、日本銀行は、「マイナス金利政策解除後も、国債保有額の削減、つまりQTは直ぐには実施しない」とのメッセージを市場に送る狙いがあるだろう。それでも、ひとたび、日本銀行が2%の物価目標達成を宣言すれば、金利、量の両面から、一気に、かつ迅速に政策修正が行われるとの観測を金融市場が強め、
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市場は3月マイナス金利政策解除の観測を強めた 3月7日の東京市場で、ドル円レートは1ドル147円台後半まで円高が進んだ。これは、2月7日以来1か月ぶりのドル安円高水準であり、日本銀行が3月の金融政策会合でマイナス金利政策解除に踏み切る、との観測が強まったことを受けたものだ。円高の結果、日経平均株価も一時500円超の大幅下落となった。 ドル円レートは2022年と2023年に1ドル151円台までドル高円安が進んだ後、円高方向に振り戻された。今年2月には1ドル151円台目前と、ほぼ同水準まで円安が進んだが、この水準でドル高円安の流れが阻まれることが3回繰り返されることになれば、この水準は強い抵抗ラインと市場で意識されることになるだろう。その結果、ドル円レートはその後は円高方向に振れやすくなることが考えられる。 3月7日に日本銀行のマイナス金利政策解除が3月に行われるとの観測を市場が強める材料とさ
牛丼チェーンの吉野家、松屋、すき家が低価格競争を起こしたのが、今から10年ほど前の2013年。牛丼は並盛で280円(税込、以下同)だった。 (画像)吉野家の2010年のキャンペーンでは牛丼並盛が270円 そして、今。牛丼・牛めしの並盛価格は高騰した。吉野家が468円(店内)、松屋とすき家は400円だ。吉野家が他店より10%ほど高くなっている。なお米国では、「YOSHINOYA」で牛丼並盛「ビーフボウル レギュラー」を注文すると、約1200円と驚きの値段になる。日本でも牛丼並盛が1000円越えする可能性について、識者を取材した。 ■デフレの2001年に400円→280円 吉野家における牛丼並盛の値段の推移を調べると、以下のようになった。 ・吉野家における牛丼並盛の値段1(すべて税込み) 1999年:400円 2001年:280円(一部地域) 2004年:販売中止 ※BSE問題のため 2006
日銀委員、3月解除で意見表明へ マイナス金利、次回会合で―決定なら17年ぶり利上げ 2024年03月06日17時48分配信 日銀本店=東京都中央区(EPA時事) 日銀が3月18、19日に開く金融政策決定会合で、一部出席者がマイナス金利政策の解除が妥当だと意見表明する見通しであることが6日、分かった。日銀の正副総裁、審議委員で構成する政策委員9人のうち、少なくとも1人がマイナス金利解除が適切だと主張。過半の5人以上の委員が賛成すれば解除が決まり、2007年以来17年ぶりの利上げに踏み切る。 マイナス金利解除、3月も視野 物価2%の持続に自信―日銀 日銀は現在、マイナス金利政策として、金融機関が預け入れる当座預金の一部にマイナス0.1%の金利を適用。解除の具体案では、当座預金に0.1%のプラス金利を適用し、小幅マイナスで推移している短期金利を0%からプラス0.1%の間に引き上げることなどが想定
(公財)日独協会 Japanisch-Deutsche Gesellschaft @JDG_Tokyo 日独交流を深めるために、ドイツ語講座をはじめ様々な分野の講演会や会員の集い、日独交流会などのイベントを企画・開催しています。 Die JDG pfleg... 218 人がブックマーク・81 件のコメント
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