アーロン・ソーキン監督・脚本の『シカゴ7裁判』をNetflixで見た。 www.netflix.com 1968年にシカゴで行われた民主党大会にあわせてヴェトナム反戦のプロテストを組織した平和運動家7名、通称シカゴ7(最初はブラックパンサーのボビー・シールが入っていたのでシカゴ8だった)が暴動を扇動したとして逮捕され、裁判にかけられた史実をもとにした法廷ものである。アーロン・ソーキンらしくスリリングな会話で展開する緊密な作品だ。シカゴ7の発言を文脈から切り離して悪用したり、さんざん挑発したあげくに被害者であるかのように装ったりする官憲による横暴が無駄のないタッチであまりベタベタせずに描かれており、言論の自由を称えるだけではなく、コンテクストをきちんと認識して事実を評価することの重要性をも指摘する、非常に今日的な作品になっている。 そういうわけで非常に真面目で政治的な作品であり、たぶんそうい
衣装デザイナー・石岡瑛子の企画上映が、東京・渋谷のBunkamura ル・シネマで開催決定。2020年11月27日(金)より、『ドラキュラ』と『白雪姫と鏡の女王』の2本が上映される。 石岡瑛子の代表作&遺作がBunkamura ル・シネマで上映初の大回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」が現在東京都現代美術館で開催され、その才能に改めて大きな注目が集まっている石岡瑛子。“総合芸術”とされる映画において、特に視覚的な世界観を構築する上で欠かせない要素の一つである衣装デザインの分野で、多大な功績を残した世界的衣装デザイナーだ。今回はその仕事を映画で振り返るべく、『ドラキュラ』と『白雪姫と鏡の女王』2本の上映が急遽決定した。 『ドラキュラ』彼女の代表作として挙げられることの多い『ドラキュラ』(1992)は、巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督がドラキュラ伝説を描いた壮大なゴシック
初の大回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」が現在東京都現代美術館で開催されている世界的デザイナー、石岡瑛子(1938-2012)。多岐にわたる活動の中でも、映画ファンにとって最も印象深いのが衣装デザイン。渋谷のBunkamuraル・シネマにて11/27(金)~12/3(木)に彼女の代表作『ドラキュラ』と遺作『白雪姫と鏡の女王』を限定上映する。 アカデミー賞衣装デザイン賞に輝く『ドラキュラ』(1992) 巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督が、怪優ゲイリー・オールドマンを主演に、かつてないスケールでドラキュラ伝説を描いた壮大なゴシック・ロマン。石岡瑛子が手がけた斬新な『地獄の黙示録』(1979年)の日本版ポスターを気に入っていたコッポラ監督が、石岡瑛子に衣装デザインを依頼。ハリウッドの部外者ゆえに「誰も見たことがないもの」を作ることができるのだという彼の説得を受け、この未知
anoyetta @anoyetta ・情報ツメツメのスライド ・それっぽい形容詞をひたすら連結した冗長なセンテンス ・体現どめのオンパレード などなど、物凄くリアルでウケる。 twitter.com/Ginnannman/sta…
グレッグ・イーガンが『君の名は。』を観たみたい。感想→「私の短編小説『貸金庫』からインスピレーションを得たようです(プロットは全然違いますが)。甘い感じですが、全体的にはかなり良くて、ヴィジュアルは素敵でした」 https://t.co/Qv4BBRWB7b
コロナ禍で公開延期の憂き目に遭い、その後、出演俳優のひとりが違法薬物所持で、ひとりがひき逃げで送検され、さらには劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』と公開時期が重なったことで劇場にかかる回数や入場者が吸い取られてしまったことで公開前から呪われた映画扱いされることになってしまった『とんかつDJアゲ太郎』。 しかし、この作品は間違いを犯したり、失敗してしまったりしたすべての人のためにある。 一連の事件があっても公開を見送らなかったことには意味がある。そういう人たちに再起を促すメッセージをもった映画だからだ。 ■『とんかつDJアゲ太郎』とは? イーピャオと小山ゆうじろうによる『とんかつDJアゲ太郎』はマンガアプリ「ジャンプ+」に2014年から17年まで連載され、16年には「ジャンプ+」初のTVアニメ化作品となり、20年10月30日には実写映画が公開された。 「ジャンプ+」ローンチと同時に連載が始まり、
テレンス・マリック監督の新作映画『ソング・トゥ・ソング』の特報映像と場面写真が公開された。 12月25日から公開される同作は、「音楽の街」アメリカ・オースティンを舞台に、何者かになりたいフリーターのフェイ、売れないソングライターのBV、成功を収めた大物プロデューサーのクック、夢を諦めたウェイトレスのロンダの人生が交差する様を描いた作品。フェイ役をルーニー・マーラ、BV役をライアン・ゴズリング、クック役をマイケル・ファスベンダー、ロンダ役をナタリー・ポートマンが演じているほか、共演者にケイト・ブランシェット、ホリー・ハンター、ベレニス・マルロー、ヴァル・キルマー、リッキ・リー、イギー・ポップ、パティ・スミス、ジョン・ライドン、フローレンス・ウェルチ、Red Hot Chili Peppersが名を連ねる。音楽をローレン・マリー・ミクスが担当。 「幸せはどこに?」という言葉から始まる特報映像に
韓国版ポスター[映画.com ニュース] 韓国映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」を手掛けたヨン・サンホ監督の最新作「Peninsula(英題)」(直訳:半島)が、7月に韓国国内で公開されることが決定した。 「新感染 ファイナル・エクスプレス」は、ソウルとプサンを結ぶ高速鉄道の中で突如として発生した、謎のウイルスの感染拡大によって引き起こされる恐怖と混沌を描いたサバイバルアクション。日本では2017年に公開され、世界中でも大ヒット。続編への期待の声が高まり続けていた。 韓国の映画情報サイトでは、ヨン監督が続編の準備に入っていると幾度も報じられ、今年2月にようやく「Peninsula(英題)」の情報が解禁された。ヨン監督は、その発表タイミングで英ScreenDailyのインタビューに応じており、同作は続編というよりも「新感染 ファイナル・エクスプレス」で起こった悲劇から4年後の世界を描く
オリヴィア・ワイルド監督『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』を見てきた。 www.youtube.com 優等生のモリー(ビーニー・フェルドスタイン)とエイミー(ケイトリン・ディーヴァー)は親友同士で、高校卒業を控えていた。ろくに遊ばず、真面目に勉強や課外活動をしていた2人だが、モリーは卒業を目前にして、他の遊びまくっていた同級生たちも好成績で名門大学に進学していることを知る。これにショックを受けたモリーは今までの分を取り戻す勢いで遊ぼうと決め、エイミーを引っ張ってパーティに行こうとするが、いろいろとハチャメチャなトラブルが起こって… 真面目な高校生2人が卒業を目前にパーティではっちゃけようとしてさまざまなトラブルに遭遇する、という点では『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(2007)とほぼ基本の設定が同じで、さらにキャラクター造形とかもよく似ている。『スーパーバッド』のセス役だっ
ディズニーに『ブラックパンサー』のテーマパークを。チャドウィック・ボーズマンさん死去で、名俳優が呼びかけ
自分以外誰も新日本プロレスを知らない世界に迷い込んでしまったら? 今日はそんなことについて書いてみる。 2020年8月31日。「IWGPジュニアタッグ王座決定リーグ戦」に挑む高橋ヒロム選手はエル・デスペラード選手とTwitterで“舌戦”を繰り広げていた。 お互いの感情を確かめ合った後、高橋ヒロム選手は映画を見るという理由でやり取りを打ち切った。 観賞した映画は「イエスタデイ」。 20世紀を代表する音楽グループ、イギリス・リヴァプール出身のロックバンド「ビートルズ」。 ある日、主人公は自分以外がビートルズを忘れてしまった世界に入り込んでしまう。 ビートルズがいない世界。勿論、彼らに大きな影響を受けたオアシスもいない。さらにはコカ・コーラも存在していない。 ビートルズがいない。これだけで、僕たちは全然別の世界線を生きることになるのだろう。 朝からこの映画を見ていてふとこんな考えが頭をよぎった
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