追跡劇から逃亡劇へ反転するロードムービー。 1988年。マーティン・ブレスト監督。ロバート・デ・ニーロ、チャールズ・グローディン、ジョン・アシュトン。 元はシカゴ警察の名うて刑事だったものの、今ではどんな危険な仕事でも請け負うバウンティ・ハンターとして生きているジャック。そんな彼の新たな仕事は、ギャングの金を横領して慈善事業に寄付した男マデューカスを見つけロスに連れ帰るというものだった。まもなくマデューカスは見つかるが、彼の命を狙うマフィアと、逮捕しようとするFBIの双方に狙われながら、ジャックらは珍道中を繰り広げていく。(Amazonより) はーい、どーもねー。 好きなタイプを訊かれて「好きになった人がタイプかな♡」と答えるような奴って一体どういうタイプなんだ? 質問の意図を理解できないタイプなのだろうか。 この回答を聞くたびに、私なんかは「はい、何の答えにもなってません」と思ってしまう
クラッシャージョウ どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて先月、BS12(トゥエルビ)の「日曜アニメ劇場」で映画『クラッシャージョウ』が放送されました。 『クラッシャージョウ』といえば、作家の高千穂遙さんが手がけたSF小説が原作で、「壊し屋(クラッシャー)」と呼ばれる”何でも屋”たちの活躍を描いたスペースオペラです。 もともと高千穂遙さんは漫画家志望だったんですが、「ストーリー漫画を描きたかったのに、僕の絵のクセではどうしても4コマ漫画になってしまう」とのことで断念。 そこで、大学在学中に知り合った仲間(松崎健一や宮武一貴)たちと共に有限会社「クリスタルアートスタジオ」を立ち上げ、SF作家活動を開始しました(1972年頃)。 やがて「クリスタルアートスタジオ」は、アニメのメカデザインやSF設定などを請け負う「スタジオぬえ」へと移行していくわけですが、当時の高千穂さんの主な仕事は”マネー
『誘拐犯』(ゆうかいはん、The Way of the Gun)は、2000年のアメリカのアクション映画。 ストーリー[編集] 流れ者の二人組、ロングボーとパーカーは日銭を稼ぐ為の病院で、巨額な報酬で雇われ護衛までつけた「代理母」の存在を耳にする。そんな大金を支払っているのだから、その赤ん坊にはさぞ巨額な身代金を払うだろう、と臨月間近の妊婦の誘拐を計画する。 問題の代理母、ロビンが産婦人科へ通院してくるのを待ち伏せ、誘拐を決行するロングボーとパーカー。誘拐にこそ成功したものの、ロビンが身ごもっているのは裏社会の大物チダックの子供である事を知る。 状況を「解決」する為に、チダックは古馴染みの「問題解決係」ジョーを呼び寄せ、犯人との交渉、身代金の運搬を一任するが、元々ロビンの護衛についていた二人は、ロングボー達犯人一味は勿論ジョーも代理母のロビンすらも殺し、チダックが用意した身代金を横取りしよ
イントロ何年振りかな、映画の感想を書くのは。 ホロコースト映画なら何でもかんでも見るってわけではないし、ホロコースト映画にはまったのは、ホロコースト否定に興味を持つきっかけとなった2020年頃だけだと思う。『シンドラーのリスト』や『戦場のピアニスト』を、確かNetflixかAmazonプライムで見て、色々と関連情報を知りたくなって検索したりしているうちに、ホロコースト否定が日本のネット上でもかなり存在していたのを初めて知った、ってことだったように思う。 もしかすると、劇場で見たホロコースト映画の初は、去年くらいに観た『ヒトラーのための虐殺会議』だったかもしれないし、だから劇場では今回が2回目ということになるのかもしれない。実際のところ、ホロコースト映画にそんなに興味がある方でもないと思う。9時間くらいの超大作『SHOAH』は未だに観ることができていない。これこそ、取り憑かれたように否定論に
現在から約50年前、1972年11月8日に早稲田大学文学部キャンパスでひとりの若者が殺された。第一文学部2年生の川口大三郎君。文学部自治会を牛耳り、早大支配を狙う新左翼党派・革マル派(日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派)による凄惨なリンチが死因だった。好奇心旺盛な普通の若者だった川口君は、なぜ殺されねばならなかったのか。 川口君リンチ殺人事件に怒った早大全学の一般学生はすぐに立ちあがった。革マル派を追放して自由なキャンパスを取り戻し、民主的な自治会を作ることを目的とした「早大解放闘争」が始まり、世間の注目を集める。それは「内ゲバ」の時代を終わらせ、新しい学生運動を生み出す可能性を秘めた闘いのはずだった。しかし革マル派の「革命的暴力」の前に一般学生は敗れ去り、わずか一年でその闘争は収束する。そして皮肉にも川口君リンチ殺人事件を機に革マル派と中核派の「内ゲバ」は、社青同解放派(日本社
例のコロンブスのやつ。 こんな思い出話をすると年がバレるってやつだが。 コロンブスの評価がかつての“新大陸を発見した冒険家”から大きく変わっているという話は、コロンブスのアメリカ到達から500周年、つまり1992年の頃には、わりとメディアでもそれなりに論じられていたように記憶する。 で、この年、リドリー・スコットが満を持して監督した大作『1492 コロンブス』が公開されているのである。 リドリー・スコットといえば、あの『ブレード・ランナー』や『エイリアン』をはじめ『グラディエーター』や『ハンニバル』などヒット作も多い大監督だ。 松田優作の遺作となった『ブラック・レイン』なんて作品もあるし、個人的には『ブラックホーク・ダウン』なんかも忘れがたい映画だ。 だが、『1492 コロンブス』という作品を覚えている人はあまりおるまい。 そう。盛大にコケたのである。 実はあんまりよく内容は覚えてない。
前回の続きです。 リストロ・ムッチャンテで、赤ワインとラムの串焼をいっぱい食べて、ベンチに寝っ転がって一休みしたら、そこから念願のロッカ・カラーショに ロッカ・カラーショは、アブルッツォ州の荒涼とした山上に聳える城砦です。 『 1986年に、映画『薔薇の名前』でロケ地になったところですからねえ。 見たくてしかなかったところ。 (前年には、「レディホーク」って映画もあったそうですが、これ見てない) バイクで20分ほど走ると、さあ、見えてきましたよ〜。 山麓にたどり着くと、まずはカラーショの街があり、パーキングもありましたが、まさかこの暑いのに、ここから歩いて登るわけにはいかないでしょうと、先に進みます。 でも山道をくねくね登っていくと、なんとまあ、歩いて登っている人が結構いるではないですか! そして山上近くにも小さなパーキングがありましたが、とりあえず行けるとこまで行く主義の夫は、構わずバイ
ゴジラ(1954)観た。 台詞は聞き取り辛いし、ゴジラもかっこよくないし、ミニチュア感丸出しで映像的にはしんどめだだった。 尾形達が訪ねてきて芹沢博士が葛藤するシーンが良かった。 水爆が呼び寄せた(というのは作中でも推測の範疇であって、真実は分からないけど……)ゴジラをまた別の大量破壊兵器で始末するという悪循環。 目先の被害を防ぐためにオキシジェンデストロイヤーを衆目に晒して良いものか。目先といっても死んだ人にはそれが全てだし、ゴジラがいつまで暴れるのかも分からない。 研究室に籠もってる博士と違ってその目で恐ろしさを目撃した尾形達は大衆の代弁者なのかもしれないけど、兵器利用に関して強い覚悟を持つ彼にオキシジェンデストロイヤーの使用を迫るのは死ねと言ってるのと同義。芹沢博士がゴジラと設計図を自分もろとも葬るのも、美しい犠牲と呼ぶにはグロテスクな解決。 とか思ってたら直後に報道者がオキシジェン
里見家の呪いを解くため、八つの珠に引き寄せられた八人の剣士の運命をダイナミックなVFXで描く「八犬伝」の世界。 そして、作家・滝沢馬琴と挿絵を頼まれた浮世絵師・葛飾北斎の奇妙な友情を通じて“創作”の真髄に迫る実話の世界。 “虚構”と“現実”が交錯した新たな『八犬伝』が描かれる。 失明しながらも、28年の歳月をかけて「八犬伝」を書き上げた馬琴。 物語を生み出す苦悩と葛藤、馬琴の執念が生んだ「八犬伝」は、令和を生きる人々の心を奮い立たせる。 原作は山田風太郎。監督は曽利文彦。豪華キャスト陣を配し、かつてないスケールで描かれる。 江戸時代の人気作家 滝沢馬琴は、友人の絵師 葛飾北斎を前に構想中の物語を語り始めた。 里見家の呪いと戦うために八つの珠を持つ八犬士が運命に導かれるように集結し、過酷な旅に出る物語だ。 馬琴の紡ぐ物語に引き込まれた北斎は物語の続きを聴くために事あるごとに馬琴の元を訪れ、2
「日本侠客伝」「仁義なき戦い」シリーズなどを手がけ、東映黄金期の礎を築いた脚本家・笠原和夫。彼が1964年に執筆した幻のプロットを、監督・白石和彌、脚本・池上純哉、企画・プロデュースの紀伊宗之といった「孤狼の血」シリーズの制作チームが受け継ぎ、令和に新たな集団抗争劇が誕生する。 物語の舞台は1868年の「鳥羽・伏見の戦い」を皮切りに、15代将軍・徳川慶喜を擁する旧幕府軍と、薩摩藩・長州藩を中心とする新政府軍=官軍で争われた“戊辰戦争”。その戦いの最中、新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた奥羽越列藩同盟軍への裏切り=旧幕府軍への裏切りのエピソードをもとに、“決死隊”として砦を守る任に就いた11人の罪人たちが描かれる。 当時、笠原は「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉の通り、勝ったほうがすべて正しく、勝敗によって善悪が決まるのが当たり前の時代に「勝つことだけが正義なのか?」と一石
元シュガー・ベイブで字幕翻訳家の寺尾次郎が死去、長女の寺尾紗穂が公表 2018年6月6日 17:54 639 24 音楽ナタリー編集部 元シュガー・ベイブのベーシストで、映画字幕を中心とした翻訳家の寺尾次郎が、本日6月6日朝に死去した。彼の長女であるシンガーソングライターの寺尾紗穂がTwitterで公表した。 葬儀は親族と関係者のみで行われるとのこと。寺尾紗穂はTwitterで「私にとっては長らく『遠くて遠い』父でしたが、最後に少し近く感じることができました。ホスピスに移る日、看護師さんに『またどこかで』と言った父の姿が目に焼き付いています。映画の一場面のようでした」とつづっている。 寺尾次郎は学生時代の佐野元春が結成したバンド・バックレーン元春セクションにベーシストとして参加し、1975年にハイ・ファイ・セットのバックバンドに在籍。その後、山下達郎からの誘いを受けて第2期シュガー・ベイブ
HOME記事イベント半田健人×我謝よしか登壇で生コメンタリー!『仮面ライダー555』20周年記念イベント「ファイズ・リマインド Vol.4」レポート 取材・文・写真/櫻井宏充 2024年4月29日(月・祝)に東京・秋葉原 from Scratchにて、『仮面ライダー555』20周年記念イベント「仮面ライダー555 ファイズ・リマインド Vol.4」が開催され、半田健人、我謝よしかが登壇した。 本イベントは、1月20日(土)に秋葉原の中央通り沿いにある多用途劇場・秋葉原 from Scratchにて、『仮面ライダー555』20周年にして初の“半田によるファイズイベント”として「仮面ライダー555 ファイズ・リマインド Vol.1」が開催。東映ビデオ株式会社とのタッグにより、会場でのTVシリーズ上映が実現し、TVシリーズの“リマインド”=再確認をテーマに全50話の中から主要となる回をピックアッ
映画『メガロポリス(原題)』より 現地時間16日、第77回カンヌ国際映画祭でフランシス・フォード・コッポラ監督(85)が構想40年を経てついに完成させたSFローマ叙事詩『メガロポリス(原題) / Megalopolis』(コンペティション部門)のワールドプレミアが行われた。『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』など言わずと知れた巨匠がこの長い歳月で300回リライトし、1億2,000万ドル(約186億円・1ドル155円計算)の私財をなげうって作り上げた同作は、そのバックストーリーと同様の怪作となっていた。 【画像】ヒロインは『ワイルド・スピード』ラムジー役女優 主人公は、自由に形を変える、画期的な新建築素材を使ったユートピアを作ることを目指す建築家シーザー(アダム・ドライヴァー)。現状を良しとし、彼の前に立ちはだかる市長のキケロ(ジャンカルロ・エスポジート)、そしてシーザーと恋に落ちるキケロの
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