(CNN) フランスのマクロン大統領は2日、イスラム組織「ハマス」の全面的な壊滅には10年間の戦闘が必要だろうとの見方を示し、イスラエルに対し現在の軍事作戦に伴う最終的な目標の練り直しを促した。 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開かれている国連気候変動会議(COP28)での記者会見で述べた。パレスチナ自治区ガザ地区で「戦闘休止のできる限り早期の実現を働きかけるため」にカタールを訪れることも明らかにした。恒久的な停戦が必要とも主張した。 マクロン氏は「イスラエル当局が自らの目標と最終的な結末をより正確に定義すべき段階にあると考える」と説明。 「ハマスの全面的な壊滅は何を意味するのか? これが可能と考える人はいるのだろうか?」とし、「もしそうなら戦争は10年続くだろう。そういう目標を実際に設けている人がいるとは考えていない」と続けた。 また、イスラエルの自衛の権利にも言及したが、「防衛の権
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