www.amazon.co.jp 発売当初の定価でもなかなかのお値段(6600円? でも780ページの大著なのでむしろ良心的なお値段)で、古書だとさらに凄い値段(1万5000円くらい)になってしまった『サミュエル・フラー自伝』がkindleかつ安価で出版されていることを知りました。(3分冊で合計3600円。紙の本の半分・高騰した古書の25%) 巻末訳注と本文とが相互リンクで行き来できるタイプの電書化なのもうれしい。 映画監督として本格的に活動するのは2巻目以降から。フラーや彼の映画、映画製作の舞台裏に興味がなくても、1巻目は20世紀前半アメリカの暮らし(1巻前半部)、後半WW2アメリカ歩兵の行軍生活(1巻後半部)に興味があるかたであればお手に取ってみるのもよろしいかと思います。 たとえば、ある時代のアメリカ映画を観ていると、子どもが街頭で靴みがきしたり新聞を売ったりしますよね。そこで「あの