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ブックマーク / compojigoku.blog.fc2.com (4)

  • 映画のVFX制作で使用するDPX画像ファイルは何が優れているのか?

    VFX制作でDPXが使用されると言っても、3DCGのレンダリング画像を保存するわけではありません。DPXは、主にカメラで撮影された実写映像を保存するために使われます。そしてVFXCG合成)やDI(デジタル・インターミディエイト)、グレーディングと言った映画の仕上げ作業に利用されています。今回は、そんなDPXの優れている点を簡単に紹介してみたいと思います。 DPXは、最近では(お馴染みのビデオスペースを始め)さまざまなカラースペースで保存されることも増えています。しかし、もともとは"Cineon 10bit Log"(シネオン テンビット ログ)という特殊なカラースペースで保存されることで有名です。そこで、この記事ではCineon 10bit Logスペースについて解説したいと思います。 まずは"10bit"の部分から説明しましょう。10bitというのは色深度(ビット深度)のことで、その画

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  • 分かる!リニアワークフローのコンポジット

    リニアワークフローを理解するには、まず「明るさ」とは何かをはっきりさせた方が良いかもしれません。というのは、リニアワークフローを考えるときには3種類の異なる「明るさ」が存在しているからです。そこで、文中では3つの言葉を定義して話をしたいと思います。これらは必ずしも特別な専門用語ではありませんが、ここでは特別な意味を持つ言葉にしましょう。 1. Intensity 2. Lightness 3. Value ◆1. Intensity (インテンシティー) Intensityとは、ここでは現実世界のリニアな光の強度(Linear-light intensity)を意味します。この世界の物理現象としての光の量です。 ◆2. Lightness (ライトネス) Lightnessとは、ここでは人間の知覚(Human perception)の「明るさ」を意味します。この明るさとは、普段は意識する

    分かる!リニアワークフローのコンポジット
  • After Effectsの作業スピードを上げるコンポジションの組み方

    良いコンポジションを組むためには、After Effectsのレンダリング順序(Render order)を知る必要があります(1)。After Effectsがどのように画像を処理しているのか、以下の3つのポイントを押さえてください。 1. コンポジション内のレンダリング順序 コンポジションは「2つの画像を1つに合成する」という処理を繰り返しているに過ぎません。最も下のレイヤーから計算が始まり、下から1レイヤーずつ順番に計算が進みます。 2.レイヤー内のレンダリング順序 レイヤーの中では、[マスク]→[エフェクト]→[トランスフォーム]の順で処理されます。上から下へ計算が進みます。エフェクトやマスク内のアイテムも、上から順に処理されます。 3.プリコンポジションのレンダリング順序 コンポジションのネスト化(プリコンポーズ)を行った場合、プリコンポジション内のレイヤーは最初に計算されます。

    After Effectsの作業スピードを上げるコンポジションの組み方
  • コンポジゴク

    初心者向けNuke入門。Nuke11~Nuke14あたり。キーボードショートカットはWindowsで記載。前回からの続きです。内容:RotoノードRotoノードとRotoPaintノード RotoノードとRotoPaintノードという似たノードがあります。[O]キーでRotoノード、[P]キーでRotoPaintノードをつくります。Rotoノードはマスクを切る機能だけです。RotoPaintノードはその強化版で、マスクを切るだけでなくペイント機能も搭載されています。「じゃあRotoPain... この記事では、レンズカメラで発生する色収差(いろしゅうさ)と呼ばれる事象をざっくりと紹介し、VFX制作においてどのようなアプローチができるか解説してみたいと思います。色収差というのは光学の専門用語ですが、イラストやアニメ、モーショングラフィックスなどでも色収差からインスピレーションを受けた色ズレ表

    コンポジゴク
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