東京都は23日、空港検疫で新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への感染が確認された人や変異株PCR検査で疑い例とされた人の濃厚接触者が22日時点で計約2300人に上ることを明らかにした。20日時点では計約1500人だった。東京、千葉、神奈川、埼玉の4都県知事は23日、保健所に過度な負担が生じないよう対策を求める共同要望を政府に提出した。 国はオミクロン株の濃厚接触者について宿泊療養施設入所を求めているが、約2300人のうち宿泊施設への入所者(予定者含む)は約600人にとどまる。入所勧奨や検査対応などで保健所の負担が増えている点を踏まえ、4都県知事は23日に開催したテレビ会議で、感染拡大時の濃厚接触者の対応方法を明確にすることや、保健所の負担軽減策を求める国への共同要望を取りまとめた。