低金利政策は最悪である これまでも、安倍政権・黒田日銀の経済面の失策と言える「超低金利政策」の弊害について述べてきた。当サイト4月26日の記事「『バブル』は続くよどこまでも……もう誰も金利を上げることができない」などで、低金利の弊害と、金利引き上げの効果を解説している。 しかし、前記記事のタイトルに示されているように、現在では「金利引き上げは核ミサイルのボタン」並みに恐れられていて、リーマンショックのような大事件が起きて「世界が破滅する」という共同幻想が支配的なため、利上げが実現される見込みは乏しい。 ほぼ唯一の可能性は、当サイト5月29日の記事「世界経済低迷の最大原因・中国が退場すればデフレが終わる」で述べた様に、貿易戦争(第2次冷戦)の結果、世界市場からデフレの火元である中国が退場し、それによって生じるインフレの結果、自律的に金利が上昇することである。 低金利の地方銀行に与えるマイナス