【ロンドン=森千春】英ザ・タイムズ紙系の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エジュケーション・サプリメント(THES)」は9日、毎年恒例の「世界大学ランキング」を発表した。 世界中の大学の研究力、教育力などを評価し、トップ200を選ぶもので、米ハーバード大が同ランキング開始以来5年連続の1位となるなど、米英系優位の構図が続いている。 日本の大学では、東京大が19位で最高位。京都大25位、大阪大44位、東京工業大61位など、昨年より1校減の計10校がランキング入り。日本以外のアジア勢では、香港大26位、シンガポール国立大30位、北京大とソウル大が同率50位などとなっている。 上位20校を見ると、米国がエール大2位、カリフォルニア工科大5位など計13校、英国がケンブリッジ大3位など計4校で、米英両国で17校を占めた。同誌は、米国の大学の強みとして、同窓生、企業、慈善団体による「広範な資金提供」と、