ビジネスの世界で大成功を収めた経営者たちが、みんな幸せな人生を送っているのかというと、どうもそんなことはなさそうである。 例えば、こんな経営者の話を聞く。ベンチャーを立ち上げて事業は大成功し、莫大な資産を得た。だが、強引なビジネス手法に恨みを持つ人は多く、周りは敵だらけ。私生活を見れば、家族との関係は冷え切っている。妻や子供たちはまったく寄りついて来ず、口を利くこともない。 どれだけビジネスで成功しようとも、そんな人生は果たして幸せと言えるのか。 家庭の事情は外からは見えにくいし、周りが語るべきことでもない。だから金銭的な成功だけをもって「人生の成功」と捉え、もてはやすことになる。経営者にしてみても、ビジネスで勝つためには自分以外のことなど顧みてはいられない、と考える人は少なくない。 そうした風潮、価値観に対して、「それは違う」と明確に否定する本に出合った。西田文郎氏の『「最幸の法則」』と
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