フレッシュチーズの一般的な作り方は、レモン汁、酢、クエン酸などを使用し、牛乳のタンパク質を酸変性で凝固させる。手軽で非常においしいが、一つ難を言えば酸の酸っぱさが少々残る事。これに対してワインを使用して作るフレッシュチーズは、ワインの渋みと酸味が効いた芳醇で大人のチーズになる。このワインの酸を使ったチーズ作りは、全く一般的ではないが、自分はかなりハマって何度も作っています。 →ワインチーズクイック動画 ワインのpHは、2.9~3.9位である。 ワインには酒石酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸など様々な酸が含まれ、これらの酸によって牛乳のタンパク質が凝固する。 もちろん食品添加物としての酒石酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸を単体で使用してもチーズは出来るが、ワインの複雑な風味がプラスされたチーズの味には遠く及ばない。ワインで作ったチーズは、そのワインの風味を継承した味に仕上がる。