神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件の報道で、被害者の顔写真掲載を巡り賛否の議論が起きています。被害者遺族の心情を踏みにじるものだという厳しい批判も出ています。 事件の容疑者と被害者は、ネット上で「自殺」という言葉が接点になった特異な背景があります。遺体の状況も、これ以上ないむごいものです。被害者には高校生も3人いました。 事件報道では、常に被害者の顔写真を掲載するか否か、悩ましい判断が迫られます。今回の事件は、特に慎重に判断すべき事情があるといえます。 西日本新聞は、最初に身元が特定された東京都八王子市の女性(23)について、7日付朝刊で写真掲載を見送りました。共同通信、友好紙の東京新聞から配信された写真は小学生時代のもので、容姿が大きく変わっている可能性が高い上、小学生が被害に遭ったとの誤解を招きかねないと判断したからです。 ただ、9人全員の身元が判明したことを報じる1
これまでの自殺研究でわかっていることがある。自殺を誘発する要因だ。 大きいのは、人とのつながりがないこと、「自分の居場所がない、だれも自分を必要としていない、生きていることは迷惑になる」という感覚を持ってしまうことにあると言われている。 職場や学校でのいじめ、不登校、家族、人間関係の問題……。居場所がない、と思ってしまうリスクは誰にでもある。 安心して「死にたい」と言える場所があるということは、「だれかが自分を受け止めてくれる場所」があるということだ。 「死にたい」を削除するより大事な対応がある《ネット上の「死にたい」を放置した結果、SNSで「一緒に死のう」と言ってくれた人こそが「私の理解者だ」と思ってしまう。その可能性はありえると思います。 これだけSNSの影響力があるということは、SNSは一つの世間であり、社会です。 ここで事件に巻き込まれるというリスクがあるというのは事実です。 しか
神奈川県座間市のアパートで9人が遺体で見つかった事件を受けて、関係閣僚会議が開かれ、菅官房長官はインターネットの事業者などと連携し、不適切なサイトへの対策を強化することなどを指示しました。 この中で、菅官房長官は今回の事件について「ツイッターなど人の目が届きにくいSNSを利用し、自殺願望を投稿するなどした被害者の心の叫びに付け込んで言葉巧みに誘い出して殺害する極めて卑劣な手口と見られ、犯行の経緯を徹底的に明らかにし、再発防止に努めなければならない」と述べました。 そのうえで、菅官房長官はインターネットの事業者や関係機関と連携し「自殺サイト」などの実態を把握し、サイトの削除や書き込み制限など対策の強化を図ることや、ネットを通じて自殺願望を発信する若者が適切な相談相手にアクセスできるよう取り組むことなどを指示しました。
岐阜県の図書館で、地元の学校の歴史をまとめた学校史などのページの一部が切り取られていたのが見つかった事件を受けて、愛知県図書館と名古屋市図書館が調べたところ、所蔵する学校史など合わせて75冊にページが破られるなどの被害が確認されました。 この事件を受けて、愛知県図書館や名古屋市図書館が2日、調べたところ、愛知県図書館で68冊、名古屋市図書館3か所で7冊の合わせて75冊の学校史や記念誌などに、ページの一部が破られるなどの被害が確認されたということです。 被害は学校のクラスの集合写真や、体育祭などの写真のページが多く、数ページにわたって破られた蔵書もあり、館内で閲覧できたということです。 愛知県図書館は警察に被害届を出し、被害があった本を含めて1100冊余りを職員しか入れない書庫に移したほか、名古屋市図書館は学校史などの蔵書を職員の目が届くところに置く対応を取りました。 愛知県図書館の坂野久子
3月以降、都内で6件 東京都内で3月以降、電車内での痴漢を疑われた男がホームから線路に飛び降りて逃走する事件が相次いでいる。電車の運行がストップして大勢の乗客に迷惑をかけるだけでなく、電車にはねられる危険もあり、鉄道会社は「絶対にやめてほしい」と呼びかけている。法律の専門家も「逃走は最もやってはいけない行為」と指摘している。【春増翔太】 「俺じゃない」。今月13日午前7時50分ごろ、JR総武線両国駅(東京都墨田区)で紺色のジャケットを着た男がこう言い残し、線路に飛び降りた。電車内で痴漢行為を疑われ、女性2人とともにホームに降りた直後だった。男は線路を約50メートル走り、金網のフェンスを乗り越えて行方をくらませたという。
沖縄県うるま市の会社員女性(当時20)が昨年4月に殺害された事件で、殺人や強姦(ごうかん)致死などの罪で起訴された元米兵のシンザト・ケネフ・フランクリン被告(33)が「文化的、社会的な恥を恐れるため日本で性犯罪が報告される率は低く、自分は捕まらないと思っていた」と弁護人に述べていることがわかった。 米軍準機関紙「スターズ・アンド・ストライプス」が、弁護人が聞き取った話として14日報じた。 シンザト被告は、女性を襲った理由を「棒で殴って意識を失わせ、スーツケースに入れてホテルに連れて行き、暴行しようと思った」と述べているという。また弁護人の言葉として「その時、その場所にいたことが彼女の落ち度、というのが彼の考えだ」とも伝えている。 弁護人は15日、朝日新聞の取…
相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で昨年7月に起きた殺傷事件で、亡くなった19人の「生きた証し」を残そうと、元職員の男性2人が関係者を訪ね歩く活動を続けている。事件から、26日で半年。実名が公表されていない犠牲者の人生は、どんなものだったのか。 「容疑者の主張ばかりがクローズアップされている。彼らは『語るに足りない人生』だったのでしょうか」。園で2005年まで働いていた西角純志(にしかどじゅんじ)さん(51)は東京都八王子市の自宅で、1枚の紙を見ながらつぶやいた。 「リーダー的存在」「趣味はトランジスタラジオをいじること」……。A4の紙には、西角さんがまとめた犠牲者の「人柄」がぎっしりと書き込まれている。 神奈川県警は今回の事件で、「重度障害者が通う施設でプライバシー保護の必要性が高い」「遺族が強く匿名を要望している」として、死者の氏名を公表していない。だが、調べていくと、亡くな
東京デザインウィーク(TOKYO DESIGN WEEK 2016)で発生した火災で、5歳の子どもが焼け死んだ事件を覚えているだろうか?あれから2か月以上経過して、その後どうなったのかを調べようとしたら、なんかもういたたまれない気持ちになった。 東京デザインウィークのトップページに掲載されてたはずの「お詫び」のメッセージは、いつの間にかなんだかよく分からない「弊社社員が配信したメール」のお詫びに差し替わってた。事故後に掲載されていた本来のお詫び文(前略で始まる奇妙な文章がお詫びなのかは分からないが)は、なぜか「お知らせ」に移動されてる。子どもが、親が観てる前で焼け死んだのを「お知らせ」で片づけてしまうのって……。なんか、気分が悪い。 事の経緯は、年末に東京デザインウィークの社員とボランティアのひとたちが、忘年会を開こうとしてたんだってさ。悪いけど、個人的にはそんなことどうだって良い(本来ど
7年前、島根県浜田市で19歳の女子大学生が行方不明になり、広島県で遺体が見つかった事件で、警察は、事件のあと交通事故で死亡していた33歳の会社員の男を殺人などの疑いで書類送検しました。女子大学生の遺族は警察を通じてコメントを出しました。 何故、このような事件が後を絶たないのでしょうか。 何故、犯罪を繰り返す人間が存在するのでしょうか。 都の全ての夢を奪った犯人を許せません。 これからも、都を忘れずに寄り添ってくれた人々の心の中で、都は生き続けてくれると思います。 私たち家族もこの7年間、温かく支えて下さった周囲の方々のお陰で生かされている事を感謝致しております。 どうか、心情をお察し頂き、今後とも静かに見守って下さいますようお願い致します。 不安で押し潰されそうな日々が続いた7年が過ぎ、今、犯人が見つかったという安堵感はありますが、私たち家族には言葉では表現できない怒り、悲しみ、憎しみ、苦
東京都小金井市で今年5月、音楽活動をしていた冨田真由さん(21)が刃物で刺された事件に関する警察の対応をめぐり、警視庁は12月16日、「人身の安全を早急に確保する必要があると判断すべき事案であった」などとする検証結果を公表した。 冨田さんは、小金井市のライブハウスの入るビル近くで、岩埼友宏被告人(殺人未遂で起訴)から刃物で首や胸などを刺されて、一時重体となった。冨田さんが事件前、警視庁に相談していたにもかかわらず事件が発生したことから、警察の対応に問題があったのではないかと指摘されていた。 警視庁は検証結果として、「直ちに被害者の生命、身体に危害を加える危険性があるとの認識には至らなかった」が、「当時の資料を再検討すれば、その内容から本事案は人身の安全を早急に確保する必要があると判断すべき事案であった」と不備を認めた。さらに、冨田さんから110番通報された際、「受理担当者が携帯電話の位置情
東京都小金井市で今年5月、男から刃物で刺されて一時重体となっていた冨田真由さん(21)が12月16日、代理人を通じて手記を発表し、「警察がこの事件のことを本当に反省してくれていないと、また同じことが繰り返されるのではないかと心配です」と現在の心境を明かした。 音楽活動をしていた冨田さんは今年5月、東京都小金井市でイベントに出演する直前、ライブハウスの入るビル近くで、岩埼友宏被告人(殺人未遂で起訴済)から刃物で首や胸などを複数カ所刺されて、一時重体となっていた。冨田さんは事件前、警視庁に「ブログなどに執拗に書き込みがされている」と相談していた。 冨田さんの代理人をつとめる柴田崇弁護士が12月16日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開いた。柴田弁護士によると、冨田さんは今年9月初旬に退院して、現在も療養中。顔や首、手や腕などに傷が残っており、今後、その傷が目立たないようにする手術を受け
5歳児が焼死した東京デザインウィーク反省無し 超豪華で華やかな忘年会を企画し炎上 1 名前: テキサスクローバーホールド(庭)@\(^o^)/ [LV]:2016/12/14(水) 10:16:39.34 ID:wuGAbiiz0●.net 11月6日に展示物が炎上し、その展示物に閉じ込められた5歳の男の子が焼死した事件で、同アート展にも問題があったのではないかと言う声が挙がっていた。出火原因は展示物を照らしていた照明から引火したものだと見られている。 そんな東京デザインウィークが、ボランティアスタッフ向けのお疲れ様会を企画していたことが判明。ボランティアに対して送られてきたメールは次の通り。 “TDWボランティアスタッフ みなさま 東京デザインウィークの吉田です。イベントでは、さまざまご協力いただきありがとうございます。また事故によりいろいろとご迷惑ご心配おかけいたしました。 その後、現
18歳未満の娘に長年にわたり性的虐待をしたとして、児童福祉法違反罪に問われた実父の男の判決公判で、娘が記したとして弁護側から提出された刑の減軽嘆願書を、大阪地裁が情状証拠として認めなかったことが分かった。嘆願書で娘は「被害感情はなく寛大な処分を求める」としていたが、荒金慎哉裁判官は「提出されること自体が不自然」と判断し、懲役4年(求刑懲役6年)を言い渡した。【宮嶋梓帆、村田拓也】 ◇「提出自体が不自然」 性暴力被害者からこうした嘆願書が提出されるのは極めて異例。 29日に言い渡された判決などによると、40代の男は2008年、離婚していた妻と当時小学生だった娘と同居を再開。直後から性的虐待が始まった。娘は中絶手術も受けている。男は「しつけから始まった愛情表現で、性的欲求を満たすつもりはなかった」と釈明していた。しかし、判決は「身勝手で不合理な弁解だ。反省の態度はうかがえない」と退けた。
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