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中村九郎に関するmegyumiのブックマーク (10)

  • 2007-03-23

    あー、このための南央美だったか。 なんで小技じゃごまかしが利かないくらい声の老いてしまった声優が晒されてんだろ、と思ったら、ここの小技に全てを賭けてたのね。なるほど。 前目のレフティで小技利かせたときに声が細らない、て確かに稀有な資質だよなあ。 アリフレロ―キス・神話・Good by (集英社スーパーダッシュ文庫) 作者: 中村九郎,むらたたいち出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/03メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (66件) を見る 待望の新作。 面白かった。 ただ、癖のある作家の三作目一般に見られる、角を矯めんとして牛を殺す*1類の商業主義的な編集指導のにおいがちょっとする。わかりやすいわかりにくさとバイオレンスでブンガク狙い、つーか。こういう作家だと思われると悲しいなあ、つか。 ただ、一応悲恋モノではあるんだけれど、それがこんなにも微笑

    2007-03-23
  • 帰ってきたへんじゃぱSS - 西尾維新も佐藤友哉も成田良吾も海羽超史郎も結局は中村九郎の出来損ない

    http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20070328/1175105791 そうそう、と思ったのでリンクしておく。 僕のやりたいネタをすごいレヴェルで実現している人 ネタ自体もさることながら、そのネタを実現するためのあの文体ね。 1980年前後生まれの男のオタク寄りな小説家志望者が全員目指して辿り着けなかった理想の文体。西尾維新も佐藤友哉も成田良吾も海羽超史郎も結局は中村九郎の出来損ない。 実体ー描写モデルを胡散臭い詐術としか思えず、物語至上主義には抑圧しか感じられない。唯二つ、表層の戯れと萌えだけは信じてもいい、それに淫したいから作家を目指した俺たちの夢。剥きだしの運動性。 なお、『黒白キューピッド』は物語的落差を生むべき二項対立が次々と言語遊戯に脱臼される中、少年少女の淡い思いがある切実さを伴って立ち上がってくる傑作なのでとっとと読むよろし。

    帰ってきたへんじゃぱSS - 西尾維新も佐藤友哉も成田良吾も海羽超史郎も結局は中村九郎の出来損ない
  • 中村九郎『樹海人魚』 - 帰ってきたへんじゃぱSS

    樹海人魚 (ガガガ文庫) 作者: 中村九郎,羽戸らみ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/05/24メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 60回この商品を含むブログ (68件) を見る もしキミの友人読書子を称してかつこのを読まぬのならば、キミが彼に鉄拳制裁を加えずんば、世界に正義はない。 友達は殴らないに如くはないが、であってもこれは素晴らしすぎる。 怪物少女と無敵の少年の恋物語。とまとめるといつものか。いつものです。終盤の腑に落ちるような落ちないような真相解明も。 空へ落ちる涙、とか、相変わらず素晴らしすぎるイメージ、今回は緩急を使ってきた文体も切れ味鋭く、整理されたプロットはしかし意味と位相をずらしながら反復され変奏されるモチーフ群の複雑な襞を無粋にも引き伸ばしたりはしない。 ううむ。傑作。

    中村九郎『樹海人魚』 - 帰ってきたへんじゃぱSS
  • 2007-09-11

    思った以上にハモニカ吹けねえ。 そら小学校以来だかんなあ。 練習しよう。目標は「栄冠は君に輝く」をそらで吹けるようになること。 神様の悪魔か少年 (Style‐F) 作者: 中村九郎出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2007/09メディア: 単行購入: 5人 クリック: 41回この商品を含むブログ (33件) を見る なんばで買って米原ー岐阜羽島間で読了。てかなんばのヤマダ電機以外で見つかんなかったっす。大阪行ってよかった。 多分、これまでで一番わかられやすい中村九郎作品。無論、わかられやすさだけが価値ではないし、わかられにくさはあってもなお刺さる『黒白キューピッド』が俺は大好きだし大傑作だと思うので、これが中村九郎の最高傑作だとはいいたくないのだけれど、やはり大変な傑作であります。 初期佐藤友哉はこの中村九郎のための実験体でしかなかったとか、そんな感じです。 自罰的な、恋をしては

    2007-09-11
  • スーパーダッシュ文庫

    人間を的球にみたてた殺人ビリヤードに巻きこまれた少年・三井川正人。絶望の中で三井川が出会った少女・黒向日葵は、ビップたちが紡ぐ神話のようなシナリオも、キスも、Good byも、何もかもありふれた日常のようにこなそうとする。三井川たちが進む先は、けして終わらない神話の世界だった。

  • 2007-10-08

    ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF) 作者: グレッグ・イーガン,山岸真出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/09/22メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 360回この商品を含むブログ (327件) を見る 降参。誰か日語に訳してください。レムの『虚数』に続き、2冊目の理解できなかったSF。こっちは専門的な知識が多すぎて、根気よく読んでも無理そうな気がする。中性子とか普通に言われても困る。文字情報の限界というか、イラストがなかったのが残念。球と90度で交わる球とか5次元の世界とか言われてもよく分からないし、視覚的な描写を一生懸命文字でやっているところが多くて、数学言語に慣れていない自分にはずいぶん効率が悪く思えた。まあ、紙の平面上には描写できないような視覚情報なんだろうけど。作者による解説のイラストとかもあるけど、これも抽象的で。 視覚と言えば、この小説にとっては末節な

    2007-10-08
  • 悪童vs地方政治!県政を倒しダムを築け!?「神様の悪魔か少年 (Style‐F)」 - キャラクターグッズデザイナーになる方法

    神様の悪魔か少年 (Style‐F) 作者: 中村九郎出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2007/09メディア: 単行購入: 5人 クリック: 41回この商品を含むブログ (33件) を見る前衛っつっても「前衛的」の前衛じゃなくてパーティの先頭に立ってテキストで相手をタコ殴り、みたいな意味での前衛っぽい攻撃型前衛作家・中村九郎氏による初の長編。長いよー。 今回のは少年少女が地方政治と対決してダム建築を推進する話……!? 少なくともラノベじゃない気が、する。 言ってしまえば、いままでの作品と同じく何が書いてあるんだかよくわからない文章。なんだかよくわからないまま、圧倒的になんだかよくわからないイメージを叩きつけてくるという攻撃性はそのままなんだけど、この作品ではさらに、その言葉の奔流のベクトルをある程度おなじ方向に向けることに成功しているっぽい。大雑把に言えば、初めて作品を物語として

    悪童vs地方政治!県政を倒しダムを築け!?「神様の悪魔か少年 (Style‐F)」 - キャラクターグッズデザイナーになる方法
  • http://kazu2159.hp.infoseek.co.jp/log/0709.html

  • 富士見ミステリー文庫 作家連載コラム 第16回 中村九郎&海冬レイジ:文

    永らくご愛顧いただきました、富士見ミステリー文庫サポーターズ・クラブ(F.M.S.C)会員ページはHP運営に関わる、諸般の問題によりサービスを終了させていただく事となりました。 今まで多大なる応援お言葉をいただき真にありがとうございました。 WEB上で皆さんの声をお届けする事は一旦終了させていただきますが、今後は富士見ミステリー文庫をお届けする事で、それに代えられればと思っております。 今後とも変わらぬ富士見ミステリー文庫への応援をよろしくお願いいたします。 ごめんください、中村九郎、失礼します。 今から生まれて初めてのコラムを書かせてもらいます。 せっかくなので、ぼくの体験したミステリー話を一つ聞いてください。 ある朝、出かけてみると、道路にたくさん落ちてるんです、魚が。 フナです。それは十五分離れたコンビニに続くまで延々と、ざっと千匹はいたはずです。 中にはまだ息のあ

  • スーパーダッシュ文庫 作家・イラストレーターインタビュー 第19回 お客さま 作家・中村九郎さん

    あるオンラインゲームソフトに隠された社会の闇、少年たちがなくした冒険心の代償、少女の抱えた秘密、天使の定義と存在――という仰々しい問題を、十三歳の根暗ボーイとモデルの少女が平凡に体験するお話です。 平凡な少年少女には、どうやら見えない羽があるようで、飛んで行きます。 近いけれど、遠い果てへ。 応募作の抱えていた問題点を改善した渾身の作品――はやはり問題点を抱えており。というわけで新しいプロットを、と担当Sさんのねばり強い勧めで数点をひねり出したところ「コレとコレ、混ぜましょう」と。 白熱した対話の中で、はじめ天使に見えていた担当Sさんがだんだん違うものに見えてきて……そうでした。忘れられない夏・秋・冬――べるものもなく、あの暑い夏に扇風機すらなく、あの寒い冬に毛布すらなく。 もちろんネット環境もないわけですから、オンラインゲームをやったこともないのです。人がやるところ、見てました

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