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ブックマーク / satetsuginokikakuha.hatenablog.com (14)

  • 2005-06-23

    結局、時間がなくてとりあえず前編だけアップ。後編書いてからまた大直しすると思うけれど。 Yahoo!¥¸¥ª¥·¥Æ¥£¡¼¥º 第二世代オタクが愛した2作品「究極超人あ〜る」「妖精作戦」:1985年の風景雑感 - さて次の企画は に絡んでいるので見ておくと良いかも。 「究極超人あ〜る」と「妖精作戦」は違いも多々ある。前者が主として大きな目的のない日常を描いているのに対して、後者は「ノブ」という少女を奪還するという物語的な大枠が決められているというのが、最大の違いだろうか。 けれども両方を併置してみてみると、やはり共通点の方が多くなる感じだ。 ◆80年代的な「面白主義」 面白ければ内輪ネタでもパロディをやってもいいという雰囲気。お笑いの軸が、6時間リハーサルを要する「八時だよ!全員集合」のドリフから、アドリブの「おれたちひょうきん族」に変わったのもこの時期だ。 ◆押井守のスピード感とペダン

    2005-06-23
  • さて次の企画は - [読書][アニメ][文系文化]和月伸宏論(第二講):正しくありたくて不幸の原因と自分探しをしてた90年代「るろうに剣心」&「エヴァ」解題

    仕事が忙しくってねー。もー四日も家に帰ってねぇよ! なんで俺はこんなにスタジオにこもらなきゃいけないだ、くそ、書いても書いても和月伸宏論は終わらねー。 国会図書館に行って、90年後半のジャンプ黄金時代後期の検証をしないと、集英社に置ける和月伸宏の立場を説得力を持って説明できないんだけど。うーむ、困った。 だから中編ということではなく、第二講にしてみました。ごめんなさい! [読書][アニメ][文系文化]和月伸宏論(前篇):90年代キーワード「不殺」と「新世紀エヴァンゲリオン」「るろうに剣心」の符合 - さて次の企画は と [読書][アニメ][文系文化]和月伸宏論インターミッション:《月刊》少年エースは、来は週刊化して《週刊》少年エースになるはずだった - さて次の企画はの続きー! ◆誰もが「究極の理由」を追い求め、心理学で自分を「漂白」した90年代 90年代というのを振り返ってみると、それ

    さて次の企画は - [読書][アニメ][文系文化]和月伸宏論(第二講):正しくありたくて不幸の原因と自分探しをしてた90年代「るろうに剣心」&「エヴァ」解題
  • 2005-11-09

    なかなか時間がなくて、「中編」書く閑がない。ちょっと分量が増えそうだと言うのもあるんだけど、ちょっとインターミッションを。 その外見において「るろうに剣心」と「新世紀エヴァンゲリオン」はかけ離れているので、到底同じに見えないという反発があるのはもっともだ。 ただ一般の人が知らないであろう、マンガ業界事情をいくつか記しておくと、両者が予想以上に近い位置にいたことが理解しやすくなるだろうと思うので、ちょっとインターミッションとして補足しておく。 僕の場合は、元マンガ業界にいた人から聞いて「へー」と思ったのが、もともとのこの和月伸宏論を考え始めた契機だからだ。この話がなければ、「エヴァ」と「るろうに」……あともう一つ参考として出てくる某マンガ……の比較は思いつかなかったかもしれない。そこで関わってくるので、ちょっとインターミッションとして書いておこう。 その情報の一つが、もともとは月刊少年エース

    2005-11-09
  • さて次の企画は - [読書][アニメ][文系文化]和月伸宏論(前篇):90年代キーワード「不殺」と「新世紀エヴァンゲリオン」「るろうに剣心」の符合

    和月伸宏についてちょっと考えよう 僕が和月伸宏論を書こうと思ったのは、もちろん「武装錬金 9巻」が発行されたからだ。和月伸宏の「武装錬金」は、Wikiの該当項目を見れば分かるが、一種のカルト的な人気を誇ったもののアンケートが悪くて打ちきりになった作品だ。 武装錬金 - Wikipedia そのカルト的な人気は、ネット上でも散見することができる。とりわけ武装錬金を終わらせないために単行をまとめ買いする読者も現れて失笑を買いつつも愛された作品であることが非常によく分かる。 NOT_FOUND 404 以前のmemoで書いたようにあまり漫画論・社会論で触れられていないが、和月伸宏がそのデビュー作である「るろうに剣心」で実体を与えた「不殺」というキーワードは、実は90年代を代表するキーワードなのではないかと、僕は思っている。 ◆90年代キーワード 新世紀エヴァンゲリオン「理解不能な社会」 永遠の

    さて次の企画は - [読書][アニメ][文系文化]和月伸宏論(前篇):90年代キーワード「不殺」と「新世紀エヴァンゲリオン」「るろうに剣心」の符合
  • 2005-11-05

    90年代気分を決定づけたD.T.ストーリーの幾つかのキーワードをあげていくと例えば、 エヴァンゲリオン「理解不能な社会」 永遠の仔「トラウマ、心理学」 SF全般「環境エコロジー」 というのもあるけれど、もう一つ大きなキーワードとして、 るろうに剣心「不殺」 というキーワードもある。あまり注目されていないけれども、これは結構重要。 特に後半の二つは、ポリティカルコレクトネスな信条となって、少年向けジュヴナイル&ジャンプ漫画に対する巨大な枷(かせ)となるのだけれども、その辺りをまた後で色々書いてみる。 和月もまた庵野秀明と同じで開けちゃいけない筺を、そうと知らずに開けちゃったタイプ。もう戻れない……。 ただ和月伸宏という漫画家は非常に面白くて、田中芳樹や庵野秀明なんかが放棄しかかっている、「少年向けジュヴナイルの復権」というのに果敢に挑戦しまくっている。……まぁその結果、敗北しまくってもいるの

    2005-11-05
  • 2005-11-28

    まだ上がらない、机の前に座れない ビーンズ文庫とかコバルト文庫みたいなもの。電撃(マ)王と連動するとのこと。低年齢層向けの恋愛モノとかか? 新人賞の応募も多くなりそうだから、アリかもしれないとは思う。ただ、電撃ハードカバーの失敗や有川浩が今一歩抜け出せないことを見ると、この電撃女の子向け文庫から、将来の藤ひとみや村山由佳が出るかというと難しいかもしれない。 パリダカのラリーの話を聞いて。 男は意識しないと「少年から男になれない」し、だからこそラリーの極限状態でも、男の意地みたいのを貫ける奴はスゴイと思う。年齢重ねるだけじゃ駄目っぽい。いつまでも子供でいれちゃうし。 でも女性は逆で意識しておかないと「自分の少女性」がなくなっちゃう。だからいつまでの少女マンガを描ける少女漫画家をすごく尊敬する。だから年齢を重ねながらも「私の浅草」などを書ける沢村貞子とか加藤登紀子がスゴイと思う。*1 男でさ

    2005-11-28
  • 2005-01-10

    ライトノベルを巡る現在の状況について、サブカルチャー的な視点から見ると下記のように見える。この辺りをまとめようとするのには、まだまだ全然資料もデータも足りないのだが、アイディアぐらいにはまとまってきたか? あ、画像はスパプーCMの続き。この後、オチへと続く。まだ無名だった小池栄子にこんな踊りを踊らせたラッキー池田は当にエロいと思います。 その1の方も新たな資料が入手できたので分量を増やすことを含めて、大規模に書き直したいのだが……また今度。 1)ライトノベルがサブカルチャーとして注目されてきた 背景には大塚英志・東浩紀などがサブカル文化人が語りはじめたことがある。 2)ブンガク・ミステリ・アニメ・コミックの文化的勢いが失われライトノベルが目立ってきた 1)と裏表だが、サブカルチャーとしての新鮮さが旧来のものから失われていった。 →と同時に、ライトノベルは常に「最も勢いのあるサブカルチャー

    2005-01-10
  • 2004-12-25

    今年も残り一週間を切って、いくつか最後とも言えるニュースが入ってきた。この二つが解禁になるまで今年のライトノベル業界総括と来年の展望が書けなかったが、期を一にして二つとも解禁になった。 そこでそれを書きながら来期への展望予想をしてみよう。 あ、画像はスペリオール連載の吉田戦車「戦車映画」から。今週のスペリオールは色んな意味で凄くて語りたいこともあるのだが、それはまた明日にでも。 桑島由一、初のライトノベル新聞連載の開始 「神様家族」「南青山少女ブックセンター」などで活躍中の桑島由一が、毎日新聞「まんたんブロード」にて、「神様家族」の番外編の連載を開始する。ライトノベル作家がライトノベルを新聞連載するのは、日初。「まんたんブロード」とは毎日新聞がフリーペーパー形式で月刊新聞。月刊とはいえ<毎日新聞>のロゴが入っており、将来的には日曜版などといった形で新聞購読家庭への宅配も企画されている。

    2004-12-25
  • 2004-11-10

    昨日のスレイヤーズ評論にもやや関わるけれど、富士見ファンタジア文庫を見ると当に傑出した才能がいるなぁと感心する部分が多い。 コレはあくまでのオイラの見方でしかないので、それを断っておきます。 あ、今日の画像データはコラボレーション企画で小学館の雑誌「sabra」を持ち歩くメタルギアソリッド3のソリッド・スネークということで。小島監督は何を考えているのだろうか(笑) あ、でもゲーム関係者は確かにsabraをよく読んでる(笑) 神坂一は、天才なのか秀才なのか分からない。すごく才能があるのは間違いないのだけれど、天才というとちょっと違う気がする……。その後色々考えてみてちょっと似たタイプの作家が思い付いたのだけれどもそれはまた後で。 2人の天才というのは言うまでもないが大賞受賞者の2人、五代ゆうと滝川羊だ。 この2人に関しては……もう、当にスゴイとしか言いようがない。デビューしたときからの精

    2004-11-10
  • 2004-11-09

    ――<途中まで書いて忙しくなって書けなくなったシリーズ1> いや誰かが書かなきゃ行けないなと思って途中まで書いたんだけど、忙しくて以降、書けなくなった評論を途中まで載せる。写真はまったく関係ないが、南紀白浜へ取材に行ったときにとった<徐福公園>の徐福像。中上健次の生地写真はまた後で。 ◆南総里見八犬伝の評価の難しさ まずは前段として、南総里見八犬伝はなかなか文学的史に評価されなかったというのを書いておく。現在入手できる岩波版の南総里見八犬伝の前書きや、芥川龍之介の短編「戯作三昧」を見ても判るのだが、一大伝奇ロマン「南総里見八犬伝」は非常に文学史的な評価が定まらなかった作品だ。名作であることは間違いなし、ストーリーも無類に面白いが、文学史的には、江戸文学読みという流れの中に、突然変異のように現れた巨岩である。とにかく類似の物を探そうとしても、少なくともそれ以前にもなければ、以後の江戸期の読

    2004-11-09
  • 2004-11-01

    ライトノベル完全読の編集会議をやっている中でこの話題が出た。その後(後段でも述べるけど)奇想天外1977年5月号の小松・柴野対談が「宇宙塵」に再掲載されているのを調べ物していたら、宇宙大元帥・野田昌弘のトラウマを小松左京が言及しているのが、この発言に非常に近いのでちょっと引用する 小松:野田(昌弘)ちゃんが、そういう幼児性を多分に持ってて、彼と一緒に仕事をしていると、彼の“ポンキッキ・ファシズム”に往生するんですよ(笑)。 柴野:ポンキッキ・ファシズムとはどういう意味ですか。 小松:いや、別に意味があるわけじゃない。どんなことをやってもポンキッキ調にしてしまうんだ(笑)。「おれはガーンズバックでSFの筆下ろしをやって、トラウマになってんだ」というんだけど (宇宙塵2004年No1より引用) そのスレイヤーズ好きだった人に対して、加野瀬未友は 「認めたくないものだな、若さ故の過ちというもの

    2004-11-01
  • 2004-09-23

    横浜・台場・新宿・池袋……忙しすぎる! 桜坂洋関連に絡んでちょっと改訂してアップ。造語・ネーミングへのこだわりにはいくつか段階があってという話。 映画タイトル・小説タイトルに象徴的なのだけれども、取り分けSFライトノベル領域においては、自分の造った世界設定やストーリーのタイトルにどういった名称を与えるのかがすご〜く重要になってくる。 今まで無かったモノに名前を付ける訳だから、最終的には<センス>と<凝り性>かという問題に帰着してくる。最近ではキャラクター及びキャラクターの異能力にどういった<二つ名><異名>を付けるかという部分にまで拡大してきたりして面白いのだけれども、企画側から見ると上手い下手は別にしていくつかの段階に分かれているので、それをちょっと記載しておく。 当然、まだまだ素案レベルなので、リストも分かり易くして少なくしてある。 タイトル付けも例としてひっぱてきてもいるが、<造語

    2004-09-23
  • 2004-08-02

    「蒼穹のファフナー」、小道具は「漫画雑誌」ではなくてラジオの方が良かったんではないかとあるアニメ好きのラジオ関係者から。隔絶感を出すにはラジオって良いよとちょっとなるほどと思った。 確かに革命やら災害の時はラジオ放送かも……。最後まで生き残るメディアもおそらくラジオかハム通信だろうし。 今度、アニラジブームと災害時ラジオについて聴く予定。 ラジオシチュエーションって面白いかも。 ようやく事務仕事が出来る環境に。先週もまた忙しかった。 ネット上でのライトノベル書評が盛り上がっているという現状は、当然知っていた上で、先週一週間の動きを見ていると色んな意味であったまっているなぁと感心した。 このタイミングで「ライトノベル完全読」出せば売れるだろうなぁというのは当然、編集長含めてこっちの日経サイドとしては思っていたのですが、予想を超えて売れています。 「SFが読みたい」の倍くらい、「このミステリ

    2004-08-02
    megyumi
    megyumi 2007/03/16
    完全読本の売れ行きがいいらしい
  • さて次の企画は

    雪というなかなか無い条件で、しかも先週に続いて二度目という、戦訓を活かせる状況だったのでてっきり撮影している人がいっぱいいるだろうと思っていたら、コンデジを持って通勤途中で撮っている人はいたけれども、三脚持って格的に撮っている人はいなかった。あー、ガンダムビルドファイターズもあって大人気かと想ったんだけど、そんなことはなかったか。 久々に更新したらやり方忘れてた。 2013-11-14 - シロクマの屑籠 ちょっと野暮用があって、来年のSF大会どうなるかなどを知人に聞きに行ったのだけれども、その時に話題に出たので面白いなぁと思ったのは、「彼はどこそこの大学のSF研出身で〜」「彼は元々は●●大学の漫画研究会の部長で」みたいな話が人間関係が説明される点だった。 80年代の前半までは、そういった感じでオタクネットワークが形成されていったのが、未だにSFファンダムの中においてはアイデンティティの

    さて次の企画は
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