[CEDEC 2007]GPUによる流体シミュレーションの実際 編集部:aueki CEDECと同時に行われているNVIDIAの「開発の鉄人」でChris Kim氏による「流体力学による煙,炎,水」と題する講演が行われた。テーマはGPUによる流体シミュレーション,つまり,煙,炎,水といったものを表現するための手法についての解説だ。すでにSIGRAPHで公開されているものとほぼ同じ講演であるため,NVIDIAサイトでサンプル動画やプレゼンテーションを見たことがある人もいるかもしれない。 さて,これまで,流体シミュレーションというと,物理エンジンのデモなどで何度か目にした人もいるだろう。これらのほとんどは,パーティクル(微粒子)による流体のシミュレーションである。パーティクルを細かくしたり,スプライト形状を工夫するとかなり自然な仕上がりになることは,NVIDIA自身もCascadesなどのデモ