高田社長がアイデアマラソン開始時に社員に発信したメッセージ。向上心や自己実現の意欲を伸ばして欲しい願いを込めた テレビ通販大手のジャパネットたかた(長崎県佐世保市)はこのほど、社員に「とにかく何かアイデアが浮かんだらすぐにノートに書き留める」活動を実践開始した。年内に社員全員参加で10万件のアイデア出しを目指している。 高田明社長は、かねてから風土作りの活動を導入する必要性を感じていた。2004年の個人情報漏えい事件をきっかけに、モラル順守や、顧客の視点に立って業務改善に取り組むような主体性を育まなければならないと痛感するようになったからだ。 「社員の性善説を信じているのは事件以前と変わらない。でも優しく接するだけでは社員は成長しない。厳しい面もなければ、結果として社員を守ることにならないと思うようになった。そこが事件後に一番自分が変わった部分です」と高田社長は振り返る。 同社はこの1年間
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