お笑いコンビ「ガレッジセール」ゴリのもう一つの顔、映画監督・照屋年之。これまで15年にわたり映画を撮り続け、脚本・監督を手がけた2018年公開の『洗骨』では、日本映画監督協会新人賞を受賞した。今やライフワークとなった映画制作だが、そのきっかけは、思わぬ「波」に流されたことだったという。 誰かの意見でガラッと変わるのが面白い ――昨年公開された最新作の短編『演じる女』には、同じ沖縄出身の満島ひかりさんが主演されました。 照屋 あの作品は、満島ひかりさんの名演技のおかげです。満島ひかり、ここにありだなと思いました。まず、出演をオッケーしてくれると思わなかった。低予算の短編映画なので、ギャラなんて交通費くらいしか出てないと思います。でも、『洗骨』でご一緒した奥田瑛二さんが、僕のことをほめてくれて、「もし出演依頼が来たら絶対断るなよ」って言ってくれていたそうなんです。「だからオッケーしました」って
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