「デジタルトランスフォーメーション(DX)はトップダウンで進めるべきである」。日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボによる独自調査「デジタル化実態調査2020年版(DXサーベイ2020年版)」(有効回答数は865社)では、こうした自由意見が多数寄せられた。 DXは単に情報システムを構築することではない。DXとは、売上高の拡大や従業員の生産性向上などを図るための変革である。これらをやり抜いて、ビジネス成果を上げるためには、経営トップの姿勢が問われることは言うまでもない。DXで成果を上げられるかどうかは、経営トップの関与度にかかっている。 DXに対する経営トップの関与度を探るため、本調査では「DXプロジェクト(DXを推進するためのプロジェクト)に関する経営トップの姿勢はどれですか」と尋ねた(「DXを全く推進していない」と回答した企業は、質問対象から除いた)。 最も多かったのは、「(経営
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