「テクノロジカルな付喪神たち」という文章を書きました。 凱風館の設計をしてくれた光嶋裕介くんのドローイング集のための帯文です。 不思議な絵を描くひとなんですよね、彼は。 僕は美術についてはまったくの門外漢なのですが、「不思議な絵だな」と思った所以について書きました。 光嶋くんのたいへんアクティブな日々の活動についてはこちらhttp://www.ykas.jp/jp_2books.htmをご覧ください。 では、帯文どうぞ。 光嶋裕介くんは「絵に描いたような好青年」である。快活で、ほれぼれするほど健康で、その知性感性のセンサーにヒットするあらゆることに興味を示し、寸暇を惜しんで本を読み、音楽を聴き、展覧会に通い、劇場を訪れる。「若い人は元気でいいね」と私は眩しいような眼で彼を見上げるけれど、この銅版画を見ると、そのような簡単な形容詞で片付けるには、この青年の感受性の構造はいささか複雑であること