ななつ星の「デラックススイート」は、2人で110万円。運行開始日の10月15日は、この部屋に約60件の申し込みがあるという=JR九州提供 【末崎毅】九州を一周する豪華寝台列車「ななつ星」に応募が殺到している。運行を始める2013年10月15日から12月までの8列車分の平均倍率は、6.4倍になった。2人で計110万円するデラックススイート1室の運行初日(3泊4日コース)の倍率は、約60倍という。 JR九州が10月1〜31日に応募を受け付け、30日午後6時現在の申し込み状況をまとめた。112部屋分の枠に対し、応募は718件。平均年齢は57歳で、福岡県から123件、東京、神奈川、大阪の3都府県からの申し込みは200件を超えた。香港など海外からも応募があったという。 デフレでも、価値ありとみる高額消費には財布のひもが緩むとみて、唐池恒二社長は「最終的な倍率は7倍近くでは」と予想する。参加者を