戦後のこども文化史において八面六臂の活躍を見せた異才の画家・小松崎茂氏の展示会「小松崎茂 幻の超兵器図解 復刻グラフィック展」が、6月23日から東京・チーパズギャラリーにて開催されることが決定した。 小松崎茂氏は、少年誌の絵物語や表紙で活躍し、SF空想メカ・戦車や軍艦、さらに『サンダーバード』や『ウルトラセブン』などを描き、プラモの箱絵=ボックスアートの世界を確立。東宝映画『地球防衛軍』(1957年)や『海底軍艦』(1963年)では超兵器のメカデザインも担当した。石ノ森章太郎氏、ちばてつや氏、川崎のぼる氏、松本零士氏、藤子不二雄氏など、漫画界の多くの巨匠たちにも大きな影響を与えている。 今回開催される展示会は、小松崎氏の図解の原点や20歳代の仕事を再確認する内容となっており、昭和12年に軍事と科学技術の啓蒙をテーマに創刊された少年向け国防科学雑誌『機械化』の実物や拡大誌面の復刻、超兵器メカ