〈星野源において当該投稿にある事実は一切なく、また当社が記事をもみ消した事実も一切ありません〉 5月23日、X(旧Twitter)を通じて声明を出したのは大手芸能事務所のアミューズ。怒りの矛先が向けられたのは「滝沢ガレソ」だ。 フォロワーは274万人超(本人Xより) 約274万人ものフォロワーを抱える暴露系インフルエンサーのガレソ。芸能デスクが解説する。 「事件から芸能まであらゆるジャンルの裏情報を発信しています。独自にタレコミを募って“報道”することもある。その拡散力は凄まじく、過去に回転寿司『スシロー』で醤油ボトルの注ぎ口を舐めた少年の迷惑動画をぼかし無しで拡散すると、一気に広まり、SNS上で少年の名前や学校名などが晒され、“私刑”のような状況になった。当該ツイートは削除されましたが、結局、少年は自主退学に追い込まれた。一般人でも容赦なく晒し上げる手法には批判の声があります」 そんなガ
毎朝のようにSNSのタイムラインを席巻している「虎に翼」。主演・伊藤沙莉(30)が日本で初めて弁護士になった女性を演じているが、今作が多くのリーガルドラマ(司法ドラマ)と違うのは、現役弁護士たちの心も掴んでいることだ。 伊藤沙莉が演じる主人公・寅子 NHK公式サイトより 「一体どこまで調べて脚本を書いてるんだ」「脚本侮っててすんませんでした」と絶賛する國本依伸弁護士に、『虎に翼』のどんなところがすごいのか話を聞いた。 ――『虎に翼』では主人公の寅子がまさに女性として初めて弁護士になったところですが、その60年後に弁護士になられた國本先生は、法曹の世界で女性差別を感じることはありましたか。 國本依伸(以下 國本) 僕が司法修習生だった2001年頃、検察庁は女性の採用枠をあらかじめ決めているのではないかという噂が流れてきたことはあります。 ――今は女性の比率が裁判官で約22%、検事が約25%で
毎朝のようにSNSのタイムラインを席巻している「虎に翼」。主演・伊藤沙莉(30)が日本で初めて弁護士になった女性を演じている。今作がこれまでの多くのリーガルドラマ(司法ドラマ)と違うのは、現役弁護士たちの心も掴んでいることだ。 毎朝タイムラインを席巻している「虎に翼」 公式サイトより 「一体どこまで調べて脚本を書いてるんだ」「脚本侮っててすんませんでした」と絶賛する國本依伸弁護士に、『虎に翼』のどんなところがすごいのか話を聞いた。 ――『虎に翼』の放送がある日はXに國本先生のポストが流れてくるのを楽しみにしています。弁護士としてどんなところにハマったんでしょう。 國本依伸弁護士(以下 國本) 日本のリーガルドラマは用語その他内容が不正確で、嫌な気分になることが多いのでほとんど観ないんです。だから妻から「次の朝ドラは日本で最初に弁護士になった人みたいやで」と聞いたときには、「伊藤沙莉めっちゃ
関西版の編集局コラムだがこの日は阪神の今季初勝利を伝える紙面で興奮気味。「虎に翼」は中国の書物『韓非子』に登場する言葉で「鬼に金棒」という同義語から、 《強い上に、さらに強さが加わるという意味。さぁ、日本一・阪神に加わる「翼」は誰かな?!》 と締めていた。ゴキゲン。 “虎党”デイリースポーツは… さて、熱心な阪神報道といえばデイリースポーツだが、『虎に翼』で主人公を演じる伊藤沙莉にインタビューしていた。 『伊藤沙莉 朝ドラ『虎に翼』は「楽しさが勝っている。大変なところも」女性不利の時代ヒロインに共感』(4月8日) 《伊藤が演じる「トラコ」こと猪爪寅子(ともこ)は実在する日本初の女性弁護士・三淵嘉子さんがモデルで女性の地位向上に貢献した人物。撮影にあたって、理解を深めるために三淵さんの通った明治大学で実際に法律の講義も受けた。》 デイリーは伊藤から「寅子のもんもんとした気持ちを作るのにとても
学校教育の公平性とは何かって永遠の課題だと思うんですよ。 貧しくても優秀な子どもには、良い学問・勉強の機会を得られる良い環境を与えるべきだという議論は正しいんですが、一方で、勉強することが苦手でまともに掛け算もできない人々には学習の機会を与えなくてもよいのでしょうか。国が憲法で定めている無条件の子どもの学習権は義務教育(小学校と中学校)までであって、高校無償化や大学授業料減免など高等教育に関する政策も、ある一面ではばら撒きと変わりありません。 それでも必要と国民が思うのは「老人に対する年金や健康保険で、国や国民が負担する税金や社会保険料が教育費とは比較にならないほど重い」ことと「伸びやかな子どもへの投資は社会にとって豊かさを実現してくれる確実な手段」だからでしょう。 そして、技術が高度になり技術分野も多岐に渡る複雑な経済や社会になってくると、大人になって社会で生きていくために必要とされる専
まだ肌寒さが残る4月7日の夜8時。運転手付きの高級ミニバンで都内の自宅に帰ってきたのは、携帯キャリア大手、ソフトバンク(SB)の宮川潤一社長(58)だ。その6日前、401人の新入社員を前に笑顔で祝辞を贈っていたトップは、一方で“子会社”が抱える難題にも向き合っていた。 花園大学仏教学科卒の宮川社長 ――LINEの情報流出について取材をしています。 小誌記者がそう声をかけると、「ちょっとお待ち下さい」と言って荷物を置き、玄関へ戻ってきた。 ――総務省がLINEヤフー(LY)に行政指導を行い、SBも韓国NAVERから株を買い取るべきという指摘が出ているが、社内で検討している? 「はい、正直言ったら進めてます。進めてますし、交渉しているって感じかな」 ――孫さんはLINEの問題や、出資比率の件をどう見ている?
LINEヤフーの暗部を追った先週号。第2弾ではヤフー側の事業の中核を担うヤフーニュースの実態に迫る。「市場の番人」公正取引委員会が行った「警告」とヤフトピ、ヤフコメ他ニュース編集部が抱える数々の問題点とは? ▶︎元編集部員明かす「トピは4人で」「6時間で10本ノルマ」 ▶︎「これじゃ交通費も出ない」コタツ記事が量産される訳 ▶︎「読売との蜜月」ニュース単価“特別扱い”共同声明も ▶︎「武士の情けで」川邊会長がトピから外した元カノ結婚 ▶︎元LINE役員実名告白「PV稼ぎのヤフコメ放置はおかしい」 昨年9月、公正取引委員会デジタル市場企画調査室が公表した「ニュースコンテンツ配信分野に関する実態調査報告書」と題された167ページにわたる報告書が、メディア業界に衝撃を与えた。そこには、ヤフーニュースを筆頭とする国内の大手プラットフォーム事業者と、彼らにニュース記事を配信する提携メディアとの“軋轢
▶高市早苗&小林鷹之 新旧経済安保相が連続告白 「私はLINEを使いません」 ▶「自治体や議会では機密書類も」証拠入手 ビジネス用LINEは中国で開発されていた! ▶ソウル郊外で謎企業4つ発見!“韓国隠し”の核心 ▶報酬韓国人役員は48億円、日本人社長は12億円 ▶セキュリティ担当元警察庁幹部が役員を電撃辞任の訳 ソウル中心部から車で30分、京畿道城南市のベッドタウン盆唐(プンダン)。富裕層に人気の再開発エリアで、新築の高層マンションやオープンテラスのレストラン、ベンチャー企業のオフィスなどが立ち並んでいる。 その一角に聳えるのは、「グリーンファクトリー」と呼ばれる地上27階建ての巨大なビル。昨年4月からリニューアル工事に入り、今夏に完工予定だ。以前は、受付で日本でも「スタンプ」でお馴染みの熊やウサギの可愛らしいキャラクターが顔をのぞかせていた。隣に建つ真新しい第二社屋は「ロボットと人間が
河野太郎さんが先導役であったエネルギー問題を議論する内閣府「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース(以下、再エネTF)」で、今回構成員の自然エネルギー財団の大林ミカさん提出の資料に中国国営の国家電網公司のロゴが入っていたという事件が勃発してしまいました。 折しも、国家機密を中国など外国に漏らさない仕組みである「セキュリティ・クリアランス」が法制化に向けて検討が進み、また国民の払う電気代に上乗せされる『再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金単価)』の値上げで問題になってるところだったんですが。 なんでまた、よりによって中国国営企業の介入が疑われる痕跡を残してしまったのでしょう。残念だなあ。 あまりにも無理があり過ぎた、ロゴ混入釈明のストーリー 騒動が勃発した3月23日(土)、河野太郎さんがX(旧Twitter)上で素早く反応し、呼応するように内閣府規制改革推進室アカ
「その話のオチは?」 気の置けない友人との会話中、一度は言われたことがあるのではないだろうか。「ウケるトーク」に必要不可欠とされる「オチ」。しかし、数々の人気ラジオパーソナリティーの才能を見出してきた放送作家・藤井青銅さんは「オチはなくてもいい」と語る。 ここでは、藤井さんが「面白いトーク」の術を明かした『トークの教室:「面白いトーク」はどのように生まれるのか』(河出新書)より、一部を抜粋。「オチ」について欽ちゃんがラジオで明かした“意外な答え”とは?(全2回の2回目/最初から読む) トークの「オチ」はどうすればいいのか? ※写真はイメージです ©AFLO ◆ ◆ ◆ トークにオチはなくてもいい 友達になにか話をしていると、たまに、「その話、オチは?」とツッコんでくる人がいます。とくに関西の人が多い。いや、これは偏見ですかね。関西芸人に影響された全国の人でしょうか(これもまた偏見?)。 芸
人気ラジオ番組「オードリーのオールナイトニッポン」の15周年記念イベントが2月18日に東京ドームで開催され、配信やライブビューイングを含め約16万人動員という異例の規模での成功を収めた。 彼らの「喋り」の才能を見出し、放送開始当初からフリートークの壁打ち役を務めてきたのが放送作家の藤井青銅さんだ。 私たちが「面白いトーク」をするためにはどうすればいいのか? 伊集院光、オードリーの若林正恭らが通ってきた、“トークをつくるための苦難”とは? 藤井さんの著書『トークの教室:「面白いトーク」はどのように生まれるのか』(河出新書)より、一部を抜粋して紹介する。(全2回の1回目/続きを読む) 「オードリーのオールナイトニッポン」は、時間帯聴取率で46回連続首位を獲得している人気番組(「ビデオリサーチ首都圏ラジオ聴取率調査」より)。2009年、番組が始まった頃のオードリー ©時事通信社 ◆ ◆ ◆ フリ
靴下専門店「靴下屋」「Tabio」などの展開で知られる東証スタンダード上場企業・タビオ株式会社(大阪市)の越智勝寛社長(54)が、“美男美女ライブ配信アプリ”として知られる「17LIVE(イチナナ)」上で、ライバー(配信者)に総額7000万円もの“投げ銭”をしていることが「週刊文春」の取材でわかった。 「靴下屋」の店舗(HPより) タビオは1968年に「ダンソックス」の商号で創業し、2000年に上場した靴下製造・販売会社だ。靴下専門店「靴下屋」などを国内外に約270店舗展開し、2023年2月期の連結売上高は152億6400万円(前期比11.6%増)と業績は好調である。創業者の越智直正氏は「靴下の神様」とも呼ばれた名物経営者だったが、2022年1月に不慮の事故で急逝。勝寛氏は直正氏の長男で、同社の2代目社長だ。 「(勝寛氏は)『ウェブで勝たないとリアルで勝てない』とオンライン戦略にも熱心です
1月13日、台湾(中華民国)では4年に1度の総統選挙(大統領選に相当)と、立法院選挙(国会選に相当)がおこなわれる。近年、日本では「台湾有事」の可能性が話題になっていることもあり、従来の総統選よりもはるかに注目度が高いようだ。 そのため、メディアでは選挙報道があふれている……が、台湾は国情が非常に複雑な国であり、基礎知識を持たない日本人にとっては、なかなかわかりにくい。そこで今回の原稿では、現地の様子を伝えつつ、他のメディアよりもゆるやかに読める台湾選挙ルポをお送りしよう。 桃園市中壢区での国民党の集会。背後に見えるのが、壁にスポーツイベントのようなラッピングが施された地域の選対本部。多くの支持者が中華民国旗を振る ©安田峰俊 集会に来た人を飽きさせない“工夫” 私が台北に到着した翌日の1月7日、 台北市内からバスで1時間の距離にある桃園市中壢区で、与党・民主進歩党(民進党)と最大野党の中
この20年近くにわたって、日本を縛り続けてきた言葉に「ガラパゴス」というものがある。携帯電話の標準化で、日本が「独自進化」を遂げたことを、東太平洋の島々の生態系になぞらえたことが発祥だが、それが転じて、あらゆる分野で「世界の潮流から取り残される日本」を揶揄する言葉として浸透した。 だが、この数年、米国を拠点に取材を続けるなかで痛感しているのは、もうこの言葉をネガティブな文脈で使う必要はないのではないか、ということだ。もちろん、日本独自の信じられないような規制など問題は山積しているのだけれど、少なくともカルチャーの領域では、実際のガラパゴス諸島が世界で類をみない固有種を育んだように、日本で独自進化を遂げたモノやコトにこそ栄華のチャンスがある、という確信を日々強めている。 世界でもヒットを生み出す方程式 端的にいえば、小手先で海外の需要に合わせに行くより、日本国内で徹底的に研ぎ澄まされ、消費者
「上映中はお静かに」どこの映画館でも、上映前に注意のショートムービーが流れる。もちろん大切なことだ。意外にマナーが悪いのが映画祭上映での評論家や記者などの業界人で、自分は特別と言わんばかりに上映途中でドカドカと入って来てはスマホで連絡をチェックし、仲間に挨拶し、もう分かったと言わんばかりにまた途中で出て行ったりする。言うまでもなく、そういうのは良くない。 でも映画『窓ぎわのトットちゃん』を劇場で見ている時、もし上映中にあなたのまわりで子どもが席を動いたり、映画の最中に声を上げてしまうタイプの子どもがいたとしたら、この映画にかぎってはそれを迷惑だとか、マナー違反だとか、静かにできない子どもを連れてくるべきじゃないとか思う気持ちをおさえてもらうことはできないだろうか。 筆者がこの映画を鑑賞した川崎の映画館でもそういう子どもが何度か上映中に声を発していたが、それをとがめる観客はいなかったし、筆者
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