連日の午後9時の抗炎症剤の注射で、内出血した上腕。両腕に痛々しい注射痕が残る=2021年8月5日午前11時44分、兵庫県丹波市内で 新型コロナウイルスの第5波の感染が拡大する中、同ウイルスに感染し、兵庫県丹波地域の病院に2週間入院、8月5日に退院した同県丹波市内の30代会社員男性に、発症から退院までの様子を聞いた。男性は、社用の東京出張から戻った後、調子を崩した。「都内では外食せず、ホテルでコンビニ飯。用心していた。どこでもらったのか分からず、事故に遭ったようなもの。首都圏では重症者以外は入院できないと言われている中、軽症で入院できたのは幸運だったが、2週間病室にいるのはつらかった」と話している。 東京は1泊。終日、東京本社の社員グループと過ごした。社内で発症した人はなかった。出張前、男性は、出勤のほかは、近所で買い物をする生活で、外食は控え、感染流行地域との行き来もしていなかった。東京で